フィジー、自滅で連敗 格下ウルグアイに金星献上でHCガックリ「ミスが多すぎた」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、大会6日目を迎え、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムでは世界ランク10位のフィジーが、同19位の格下ウルグアイに27-30で敗れる波乱が起きた。フィジーは21日のオーストラリア戦に続く2連敗。ウェールズ、ジョージアとの対戦を残し、決勝トーナメント進出が厳しい状況となった。
5トライ奪うもコンバージョン成功は1回だけ
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、大会6日目を迎え、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムでは世界ランク10位のフィジーが、同19位の格下ウルグアイに27-30で敗れる波乱が起きた。フィジーは21日のオーストラリア戦に続く2連敗。ウェールズ、ジョージアとの対戦を残し、決勝トーナメント進出が厳しい状況となった。
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ウルグアイを相手に自滅した。フィジーは先制トライこそ奪ったが、コンバージョンは失敗。その直後、ウルグアイにトライとコンバージョンを決められ逆転を許すと、オフロードパスでのミスが続いたり、セットプレーでの息が合わなかったり、次々と重ねたミスをウルグアイに狙われた。前半を終えて12-24のダブルスコア。CTBバトゥンブアは「自分たちのプレーができずに焦りもあった。後半は落ち着いてボールをキープしようと声を掛け合った」と振り返る。その甲斐もあってか、後半には3トライを決めたが、いずれもコンバージョンを失敗。結局、27-30とわずか3点差で敗れた。
フィジーのジョン・マキー・ヘッドコーチ(HC)は、21日のオーストラリア戦から中3日しか空かなかった過密スケジュールに言及しながらも、「今日はミスが多すぎた。コンバージョンが決まらなかっただけじゃない。他にもミスがたくさんあった」とため息。「根本的なミスを犯さなければ、違う結果になっていた場面もあった」と悔やんだ。
昨年11月には68-7と大勝していた相手だけに「過小評価していたのでは?」と手厳しい質問も飛んだが、「彼らがこの試合を勝利のチャンスと見ていたのは分かっている。オーストラリア戦と同じ気持ちで試合に臨んだ」と否定。「ウルグアイの勝利を称えたい。今日は彼らの方がいいチームだった」と潔く負けを認めた。
フィジーはこの後、ジョージア、ウェールズと厳しい戦いが続くが、なんとか勝利を勝ち取りたい。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)