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釜石で歴史的勝利のウルグアイ、HCは感激止まらず「4年間の成果」「大きな一歩」

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、大会6日目を迎え、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムではウルグアイがフィジーを30-27で下し、2003年以来16年ぶりとなるW杯白星を飾った。試合後、エステバン・メネセス・ヘッドコーチ(HC)はがっちりと掴んだ勝利に「今日の勝利は4年間の成果。正しい方向に進んできたと証明された。我々は大きな一歩を踏み出した」と感激を隠さなかった。

ウルグアイがフィジーを30-27で下す【写真:石倉愛子】
ウルグアイがフィジーを30-27で下す【写真:石倉愛子】

プロアマ混成チームでの大勝利に笑顔「我々はみんながプロ精神を持って戦っている」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は25日、大会6日目を迎え、岩手・釜石鵜住居復興スタジアムではウルグアイがフィジーを30-27で下し、2003年以来16年ぶりとなるW杯白星を飾った。試合後、エステバン・メネセス・ヘッドコーチ(HC)はがっちりと掴んだ勝利に「今日の勝利は4年間の成果。正しい方向に進んできたと証明された。我々は大きな一歩を踏み出した」と感激を隠さなかった。

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 世界ランク19位のウルグアイに対して、同10位のフィジーは明らかに格上と見られていた。この日まで両国は4度対戦し、ウルグアイの4戦全敗。最近では昨年11月のテストマッチで7-68と叩きのめされていた。だが、この敗北からしっかり学んだウルグアイは「ボールを持っている時と持っていない時とで、フィジーは全く別のチームになる。まずはボール支配率を高め、自分たちのリズムで攻める作戦で試合に臨んだ」とメネセスHCは明かす。

 作戦をしっかりと遂行するウルグアイは、オフロードパスでのパスミスなど粗さが目立ったフィジーを攻め立て、前半で3トライを記録。後半はトライこそなかったが、ペナルティーゴールを3つ決めて得点を伸ばし、大金星とも言える勝利を手にした。

 世界のラグビーではプロ化が進むが、ウルグアイ代表は海外でプレーする14人の選手と国内選手を合わせても、プロ選手は20人ほど。アマチュア選手も多く含むが、メネセスHCは「プロとはお金をもらってラグビーをするかしないかの問題ではない。ラグビーにどれだけ献身できるかというメンタルの問題。我々はみんながプロ精神を持って戦っている。その点はティア1の選手に引けを取ることはない」と胸を張った。

 次戦は中3日で29日に難敵ジョージアと対戦する。「今大会ではフィジーとジョージアに勝つことを目標に準備を進めてきた」というウルグアイ。まずはフィジーを破って第一関門を突破。重量FWを誇るジョージアを相手に、中3日と準備期間は短いが、この勢いのまま第二関門も突破といきたい。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)


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