不屈の闘志で再び頂点へ ウィンブルドンVのマレーが語った哲学とは
栄冠を手にした要因とは…
ジョコビッチ、フェデラー、ラファエル・ナダル(スペイン)とともにBIG4と呼ばれる29歳。これまでのグランドスラム決勝ではジョコビッチ、フェデラーのみとの対戦で、優勝した2012年の全米オープン、13年のウィンブルドン以外は苦杯をなめてきた。
この日つかんだ栄冠には理由があるという。記事によると、マレーは「失敗は恐ろしいことではないんだ。今までも大舞台で優勝できるチャンスに立ったことはあったけれど、その全てで勝てたわけではない。偉大な選手に接戦で何度も負けてきた。自分の敗北から学ぶということは自分のキャリアの中で続けてきた重要なことなんだ」と語っている。
失敗を恐れてはいけない。そして、過去の失敗を教訓とする――。それがマレーの哲学のようだ。
8月以降、リオデジャネイロ五輪、そして全米オープンとビッグタイトルが続く。過去の挫折を乗り越え、大きくなったマレーはタイトルを積み重ねることができるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images