15歳トルソワ、衝撃W世界新は「当然」 ロシア五輪王者絶賛「もう1種類4回転跳べる」
フィギュアスケートのネペラメモリアルはシニアの国際大会デビュー戦となった15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)がフリーで163.78点、合計238.69点というダブル世界最高得点を叩き出し、優勝した。従来のアリーナ・ザギトワ(ロシア)の記録をともに更新。
ヤグディン氏が衝撃シニアデビューを称賛「何の驚きもありません」
フィギュアスケートのネペラメモリアルはシニアの国際大会デビュー戦となった15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)がフリーで163.78点、合計238.69点というダブル世界最高得点を叩き出し、優勝した。従来のアリーナ・ザギトワ(ロシア)の記録をともに更新。1つの演技で4回転ジャンプを3本決めるという女子初の快挙を海外メディアも動画付きで公開し、世界に反響が轟いていたが、母国ロシアのソルトレイクシティ五輪アレクセイ・ヤグディン氏も絶賛している。ロシアメディアが伝えている。
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「russian.rt.com」のインタビューに登場したヤグディン氏は、衝撃的なデビューを演じたトルソワについて問われると「何の驚きもありません」と回答。「サーシャ(トルソワの愛称)がこのような素晴らしい結果でシニアでのキャリアをスタートさせるのは当然です」「私たちは彼女がシーズンに向け、どう準備していたか、そして(開幕前の)テスト滑走会でどうだったかを見た。彼女は単純に大会に出て自分ができることをしたのです。サーシャに拍手します!」と驚きはないと絶賛した。
ヤグディン氏は指導するエテリ・トゥトベリーゼ氏にも言及。4回転ジャンプは肉体的に負荷が高いことについて「トゥトベリーゼ氏のグループではすべての教え子に同じ要求をしているというのを正確に知っています。彼女たちはいつも自分たちの最大限のものをやる。それはコンディションや疲労に関係なく。この緊張感ある練習のポジティブな成果を私たちは大会で見ています。これが他のグループのスケーターたちと違うところです」と言い、さらに続ける。
「目的がはっきりして大会に向け、練習している選手にとっては、サーシャが見せたようなスケートは……これは他と類を異にする達成でありますが、彼女にとって実際にはごくありふれた出来事なのです。なぜなら、これらの4回転ジャンプを練習でいつも跳んでいるから」と分析。普通の選手にとっては難易度の高い4回転ジャンプであっても、トゥトベリーゼ氏のもとで厳しいトレーニングを積み、日常的に成功させているトルソワにとっては大きな問題にならないという認識のようだ。