連日掲載「世界のスゴ技」 ウェールズ、キックパス追う“一騎打ち”50m激走トライ
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。
トモス・ウィリアムズが途中出場で決めたキックパスを追う激走トライ
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。「世界のスゴ技」と題し、W杯で生まれたスーパープレーを動画付きで紹介する。今回は世界ランク4位のウェールズ代表トモス・ウィリアムズが約50メートルを激走してキックパスを抑え込んだトライだ。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
猛然とボールを追いかけた。23日のジョージア戦、前半だけで4トライを挙げ、早くもトライボーナスポイントを獲得したウェールズ。29-7で迎えた後半24分だった。右サイドでボールを受けたジョージ・ノースが、ハーフウェイラインを越えた辺りで敵陣後方の空いたスペースへキックパス。綺麗な縦回転で転がっていく楕円形のボールを、敵選手と“一騎打ち”で追いかけたのがトモス・ウィリアムズだ。
後半7分から途中出場したばかりの21番。ボールは無人のインゴールへと転がっていく。エネルギーに満ち溢れた激走で相手を追い抜き、ボールに覆いかぶさるように飛び込んだ。激走した距離はフィールドの半分ほど。キックパスから始まった競争に勝ち、この日チーム5トライ目を挙げて味方と喜びを分かち合った。
5大会連続出場となった世界ランク12位のジョージアに43-14で快勝。オーストラリア、ウルグアイ、フィジーとのD組で勝ち点5をゲットし、幸先のいいスタートだ。「レッドドラゴン」の愛称を持つチームの最高成績は87年の第1回大会3位。初優勝に向けて激走する。
(THE ANSWER編集部)