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“日本製フィジカル強化法”が海を渡る ある日本人がベトナムで乗り出した意識改革

日本代表DF長友佑都らを指導してきた木場氏【写真:荒川祐史】
日本代表DF長友佑都らを指導してきた木場氏【写真:荒川祐史】

参加した少年も笑顔「もっと速く走れるイメージが湧いてきた」

 ハンバーガーを頭から落とさない――。頭の位置がブレないように、子供に意識させるための作戦だったが、キッズも笑顔で反応。集中した表情でトレーニングメニューに取り組んでいた。実戦形式のサッカーの練習と交互で行ったトレーニングメニューでは、スクール終盤に片足立ちなど、バランス能力が明らかに改善するケースも見られた。

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「初めてでしたが、楽しかった! これからもっと速く走れるようなイメージが湧いてきました。このトレーニングを続けていきたいです」

 参加したU-8クラスのルク・カイ君は満面の笑みを弾けさせた。日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)ら世界で戦うトップアスリートを育ててきた名伯楽の木場氏の指導が終わると、地元の保護者からは大きな拍手も沸き起こった。

「今回、ベトナムでのイベントが無事成功できました。もっと足が速くなりたい。怪我をしたくない。もっとサッカーが上手くなりたい。色々な気持ちを持って、ベトナムの子供たちも真剣に取り組んでいました。自分のトレーニングメソッドの輪をこれからも広げて、これからも子供たちの健康作りに貢献していきたいと思います」

 来年以降もベトナムやシンガポールなどでイベント開催予定という木場。競泳の池江璃花子(ルネサンス)ら日本のトップアスリートを育ててきたメソッドが海を越え、大きな広がりを見せようとしている。

(THE ANSWER編集部)


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木場 克己

KOBA式体幹バランストレーニング協会代表

プロトレーナー

 小2年で柔道を始め、小6の南九州柔道大会で優勝、優秀選手賞を獲得。中3で県内の大会のタイトルを優勝で飾る。全九州大会団体の部で優勝・県大会軽量級個人戦2位。高校でレスリングを始め、56キロ級九州大会で優勝。インターハイ、国体は団体戦3位。腰椎圧迫骨折で現役を退き、医療人の道へ。鍼灸師、柔道整復師、FC東京ヘッドトレーナー(95~02年)、G大阪ユーストレーニングアドバイザー(2016年~)、長友佑都専属トレーナー。

URL:http://kobakatsumi.jp/

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