“日本製フィジカル強化法”が海を渡る ある日本人がベトナムで乗り出した意識改革
参加した少年も笑顔「もっと速く走れるイメージが湧いてきた」
ハンバーガーを頭から落とさない――。頭の位置がブレないように、子供に意識させるための作戦だったが、キッズも笑顔で反応。集中した表情でトレーニングメニューに取り組んでいた。実戦形式のサッカーの練習と交互で行ったトレーニングメニューでは、スクール終盤に片足立ちなど、バランス能力が明らかに改善するケースも見られた。
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「初めてでしたが、楽しかった! これからもっと速く走れるようなイメージが湧いてきました。このトレーニングを続けていきたいです」
参加したU-8クラスのルク・カイ君は満面の笑みを弾けさせた。日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)ら世界で戦うトップアスリートを育ててきた名伯楽の木場氏の指導が終わると、地元の保護者からは大きな拍手も沸き起こった。
「今回、ベトナムでのイベントが無事成功できました。もっと足が速くなりたい。怪我をしたくない。もっとサッカーが上手くなりたい。色々な気持ちを持って、ベトナムの子供たちも真剣に取り組んでいました。自分のトレーニングメソッドの輪をこれからも広げて、これからも子供たちの健康作りに貢献していきたいと思います」
来年以降もベトナムやシンガポールなどでイベント開催予定という木場。競泳の池江璃花子(ルネサンス)ら日本のトップアスリートを育ててきたメソッドが海を越え、大きな広がりを見せようとしている。
(THE ANSWER編集部)