日本は「素晴らしいスキルを持つ」 アイルランドHCは次戦へ警戒「厳しい試合になる」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は22日、大会3日目を迎え、横浜国際総合競技場では、日本と同じプールAの強豪対決は、世界ランク1位のアイルランドが27-3でスコットランドに快勝。4トライを挙げ、ボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得する一方で、相手には1トライも与えずに、日本との第2戦(28日・エコパ)へ強さを見せつけた。
28日に激突、アイルランド・シュミットHCが日本戦へ言及
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は22日、大会3日目を迎え、横浜国際総合競技場では、日本と同じプールAの強豪対決は、世界ランク1位のアイルランドが27-3でスコットランドに快勝。4トライを挙げ、ボーナスポイントを含む勝ち点5を獲得する一方で、相手には1トライも与えずに、日本との第2戦(28日・エコパ)へ強さを見せつけた。
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日本と同組の“2強”が激突するとあって、注目度の高い一戦。両チームの入場で割れんばかりの大歓声が沸き起こった。前日のニュージーランド―南アフリカも6万人を超える大観衆が詰めかけたが、この試合も世界ランク一桁同士のマッチアップとあって、客席は超満員となった。
途中強い雨も降る中での試合は、アイルランドの強さばかりが際立った。前半5分、密集からFWで押し込んで、最後はLOジェームズ・ライアンが中央トライ。パワフルに押し込むアイルランドは13分にもモールから左隅にトライ。リードを広げる。
スコットランドに攻め込まれても慌てない。鋭く、重いディフェンスで対処。ミスも少なく、セットプレーでの安定感は抜群で、ラインアウト、スクラムの成功率は100%を記録した。
ショー・シュミットヘッドコーチも「23人すべてが、いい試合をしてくれた。こういった天候に苦戦もしたが、後半に選手を代えて、新しいパートナーとプレーすることもあったが、非常に良かった。勢いがあった」と手応えを口にした。
28日の第2戦では日本とマッチアップする。開催国に対して同HCは「今夜考えたい。日本は本当に早い試合展開をする。素晴らしいスキルももっている」と高く評価し、さらに「ナガレからタムラに幅広くパスができる。ラファエレも素晴らしい選手。フロントにもダイナミックな選手が揃っている。本当に厳しい試合になるだろう」と多数の日本選手の名前をあげて、警戒感を口にした。
世界ランクでは1位と9位だが、慢心は微塵も感じられない。日本は、最強のアイルランドと激突することになりそうだ。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)