日本と開幕戦で善戦 ロシア代表に母国メディアは賛辞「負けたが、美しかった!」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に開幕し、日本は開幕戦でロシアに30-10で白星発進。ボーナスポイントを含め、勝ち点5を獲得して最高のスタートを切った。2度目の出場で大会未勝利だったロシアは先制トライを奪い、前半は優位に展開するなど善戦。母国メディアは「ロシアがW杯でもう少しでセンセーションを起こすところだった」と賛辞を送っている。
大会初勝利逃すも見せ場十分「もう少しでセンセーション起こすところだった」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に開幕し、日本は開幕戦でロシアに30-10で白星発進。ボーナスポイントを含め、勝ち点5を獲得して最高のスタートを切った。2度目の出場で大会未勝利だったロシアは先制トライを奪い、前半は優位に展開するなど善戦。母国メディアは「ロシアがW杯でもう少しでセンセーションを起こすところだった」と賛辞を送っている。
「負けたが、美しかった! ロシアがW杯でもう少しでセンセーションを起こすところだった」と見出しを打って特集したのは、露メディア「championat.com」だった。「一番ステージの高い大会でラグビーのロシア代表は歴史的勝利を挙げるチャンスを持った」と報じた記事では、2度目出場で過去未勝利のロシア代表が日本に挑んだことを紹介した。
主将のアルテミフが大会前に日本代表で初勝利を目指した発言を紹介しながら、記事では「もちろん、実際にその実力を値踏みし、対戦相手たちが素晴らしいことを理解する必要がある」とし、日本が前回大会の初戦で南アフリカを破った実績を紹介。「我々を大会の優勝候補に据えることはできないが、こういった大会に出場している事実自体が素晴らしい達成だ」とも記している。
W杯に出場する意義も強調。五輪、サッカーW杯に続き、世界で3番目の人気を誇る国際大会として「こういった大会に我々の代表が参加することで今後の我が国におけるスポーツの発展に必要不可欠な経験を得ることができる。より多くの人々がラグビーを競技したくなるだろう」と記し、ロシアでは発展途上にあるラグビー人気の過熱に期待を込めた。