連日掲載「世界のスゴ技」 フランス名手、投入1分で決めた劇的30m超ドロップゴール
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。「世界のスゴ技」と題し、W杯で生まれたスーパープレーを動画付きで紹介する。今回はフランス代表カミーユ・ロペスが決めた劇的ドロップゴールだ。
ロペスが途中出場で決めた逆転ドロップゴール
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。「世界のスゴ技」と題し、W杯で生まれたスーパープレーを動画付きで紹介する。今回はフランス代表カミーユ・ロペスが決めた劇的ドロップゴールだ。
意表を突く足技でチームに逆転勝ちを呼び込んだ。21日のアルゼンチン戦、20-21とビハインドで迎えた後半29分、敵陣22メートルライン中央手前の密集から後方にパスが出された。受け取ったのは、1分前に投入されたばかりのロペスだった。すると、相手のチェックが遅れたのを見るや、意表を突くドロップゴールを狙う。ゴールまで30メートル以上の距離があったが、左足をコンパクトに振り抜いた。高く上がったボールはクロスバーをギリギリで越え、見事にドロップゴールを成立させた。
ドロップゴールとはオンプレー中にワンバウンドさせたボールを蹴り、ゴールを狙うもの。ペナルティゴールと同じ3点が与えられるが、制止したボールをノープレッシャーで蹴るのと違い、格段に難しいとされる。まして1分前に投入されたばかりで、土壇場の場しびれる場面で決めるのだから、さすがといえるだろう。ロペスのドロップゴールで逆転に成功したフランス。そのまま23-21で逃げ切り、「死のC組」で見事に白星発進を飾った。背番号22の咄嗟の機転とテクニックがキラリと輝いた。
(THE ANSWER編集部)