NZ代表、落胆の南ア選手と“ノーサイドの抱擁”に海外感動「素晴らしい瞬間だ」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は21日、B組の初戦で史上初の3連覇を目指すニュージーランドが優勝2度を誇る南アフリカを23-13で下し、勝ち点4を獲得。優勝候補同士に詰めかけた6万3649人のファンが酔いしれたが、試合後に死力を尽くした両軍は互いに健闘を称え合った。落胆で膝を突いた南アフリカ選手をニュージーランド選手が立たせ、抱擁する様子をオールブラックス公式ツイッターが公開し、「このスポーツマンシップこそ、我々がラグビーを愛する理由だ」などと感動を呼んでいる。
試合後に膝を突いた相手選手を励まして抱擁、「ノーサイド」の精神体現
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は21日、B組の初戦で史上初の3連覇を目指すニュージーランドが優勝2度を誇る南アフリカを23-13で下し、勝ち点4を獲得。優勝候補同士に詰めかけた6万3649人のファンが酔いしれたが、試合後に死力を尽くした両軍は互いに健闘を称え合った。落胆で膝を突いた南アフリカ選手をニュージーランド選手が立たせ、抱擁する様子をオールブラックス公式ツイッターが公開し、「このスポーツマンシップこそ、我々がラグビーを愛する理由だ」などと感動を呼んでいる。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
世界最強クラスの両国が、ラグビーとは何たるかを示した。結果は23-13でオールブラックスに軍配。歓喜に沸く一方で南アフリカのフィフティーンは落胆を隠せなかった。その一人がWTBコルビだった。ピッチに膝を突いて俯き、敗戦を必死に受け止めようとしている様子。そんな場面に歩み寄ったのは、対戦相手であるオールブラックスのFLサベアだった。
同じようにピッチに膝を突いて肩を抱き、顔を覗き込むようにして、何事か声をかけている。促されるように立ち上がると、コルビはサベアとがっちりと抱擁。互いに健闘を称え合い、がっちりと握手を交わして別れた。試合中は勝利を目指してぶつかり合うが、終われば、ラグビーを愛する同志に戻る。「ノーサイド」の精神をまさに体現するものだった。
オールブラックス公式ツイッターは「リスペクト」と一言添え、実際のシーンを動画付きで公開。印象的な場面を見た海外ファンもコメント欄で感慨に浸っている。