NZ代表3選手が日本の学生29人と交流 リナート・ブラウン「温泉もラーメンも大好き」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場するニュージーランド代表選手が20日、東京・銀座で日本の高校生・大学生29人と交流。アウェーとは思えない歓迎ぶりに感動の様子だった。
スペシャルゲストとしてアーダン首相も出演し、学生たちに逆質問
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会に出場するニュージーランド代表選手が20日、東京・銀座で日本の高校生・大学生29人と交流。アウェーとは思えない歓迎ぶりに感動の様子だった。
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ニュージーランド航空が主催したイベントには、オールブラックスからCTBアントン・リナート・ブラウン、FL/NO8マット・トッド、LOサム・ホワイトロックの3選手が登場。スペシャルゲストとして、ジャシンダ・アーダン首相が参加した。質問タイムには参加した学生から直接英語での質問が投げかけられる場面も。大学生ラガーマンからタックルのコツを聞かれたトッドは、「戦車と同じ。とにかく倒して突き進むだけ」と明快な答えを返し、会場を笑わせた。
また「キャリアの中で挫折を味わった時、どうやって克服しましたか?」と問われたリナート・ブラウンは、「人生においても試合においても挫折は必ずある。でも、それは自分が成長するチャンスだと思えば良い」とポジティブ思考を披露。トッドは「つまずいた時、周りにアドバイスをくれる人がいるかが大事だと思う」と話し、慰めるだけではなく、的確な意見を言ってくれる人物の存在が鍵だとした。「言いたいことを言われてしまった」と苦笑いのホワイトロックは、「僕たち選手の場合は、メディアの意見に左右されないことも大事です。メディアの皆さん、すみません」と笑わせた。
イベントの途中には、アーダン首相から参加した学生たちに逆質問が飛ぶ場面もあった。「今回のワールドカップで優勝するチームはどこだと思いますか?」と聞かれると、学生たちは声を揃えて「オールブラックス!」と即答。「ジャパン」という回答を予想していた首相と選手たちは、予期せぬ答えに驚きと同時に大爆笑だった。
参加者とのフォトセッションを終えた後には、参加した女子高生たちからニュージーランドに伝わる歌を合唱するサプライズも。心に響く歌声に合わせ、屈強な3選手も共に歌を口ずさんでいた。
ニュージーランド代表は来日以来、日本各地で数多くのイベントに出演しているが、リナート・ブラウンは「オールブラックスは地域のコミュニティーと共にある存在。日本で数多くの人々と交流を深めることができて非常に光栄なこと」と話し、ファンとの交流を心から楽しんでいる様子。さらには「温泉もラーメンも大好き。日本には美しいゴルフ場もあると聞いているので、楽しみがいっぱい」と、オンとオフを上手く使い分けるプランを明かした。
大会3連覇、そして4度目の優勝を狙う本大会。リナート・ブラウンは「ワールドカップはラグビー界では最大のイベント。試合に出るのが楽しみで仕方ないです」と21日に控える大一番の南アフリカ戦に向けて意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)