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自国開催は「便利すぎるので」 ラグビーW杯3度目出場の堀江が結束力アップに“秘策”

ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕を翌日に控えた19日、日本代表が会場となる東京スタジアムでキャプテンズラン(前日練習)を行った。練習は冒頭の15分が報道陣に公開され、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)率いる日本代表は、ロシア戦に向けてセットプレーの最終確認を行った。

前日練習を行った堀江翔太【写真:荒川祐史】
前日練習を行った堀江翔太【写真:荒川祐史】

劇的な南ア戦勝利の前日に… 「怒られたなっていうことは覚えていますね」

 ラグビーワールドカップ2019日本大会の開幕を翌日に控えた19日、日本代表が会場となる東京スタジアムでキャプテンズラン(前日練習)を行った。練習は冒頭の15分が報道陣に公開され、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)率いる日本代表は、ロシア戦に向けてセットプレーの最終確認を行った。

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 W杯3大会連続出場となるHO堀江翔太は練習後、記者会見に臨み「日本人の強さや日本人のすごいところを見せたい。この4年間しっかりやってきて証明できると思う」と自信。33歳で迎える自国開催のW杯に「年(齢)的に次のW杯はあるか分からないので、一戦一戦最後という気持ちで、全力でどの試合もやっていきたいと思います」と意気込んだ。

 日本代表にとって、自国開催はまたとないアドバンテージになる。堀江は「周りの環境はいつも慣れているところ。ご飯とか空き時間(の過ごし方)とかすごく楽」と笑顔を見せたが、同時に「便利すぎて…」と環境が整いすぎるがゆえの“懸念”に触れた。

「海外に行ったら不便すぎて(チームが)みんなで一緒に集まって、いろいろ話をするんですけど、(自国開催は)便利すぎてみんなで集まることが減る可能性もある。W杯が始まってからも、海外にいる時と同じようなことをしたいと思います」

 便利すぎる環境が“落とし穴”とならないように、ベテラン自らが意識してチームの結束力を上げるべく、「みんなで茶でも行きたい」と“茶飲み作戦”を温めている。

 また、4年前のこの日、2015年9月19日は、日本が南アフリカに34-32で歴史的勝利を収めた日でもある。試合に出場していた堀江は、改めて南アフリカ戦での勝利について問われると「南アのことは昔のことなんで、あんまりこれといって特別なことはないです」とサラリ。だが、いたずらな笑みを浮かべると、「南アフリカ戦の前のキャプテンズランは(エディー・ジョーンズ前HCに)怒られたなっていうことは覚えていますね。今日は怒られずに済んで、みんな頑張ろうって感じだったけど、4年前は怒られたイメージがあります」と続けた。さらに「リーチ(マイケル)が怒られていたのを、横で大丈夫だって慰めていたのを覚えています」と4年前の事実を明かし、会見場を笑いに包んだ。

 怒られたキャプテンズランから4年。日本代表、そして堀江が進化した姿を、まずは初戦ロシア戦で見せつけたい。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)


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