シェルバコワ、4Lz成功でリーザを逆転V 母国も絶賛「歴史上初めて成功させた」
3A2発のトゥクタミシェワを逆転「注意深く演技したことは特筆すべき価値」
また同国メディア「gazeta.ru」でも「(2度の)トリプルアクセルにも救われず:どのようにしてトゥクタミシェワがトゥトベリーゼ氏の教え子に敗れたか」と題し、フリーで2度トリプルアクセルを決めたトゥクタミシェワが、シェルバコワに逆転を許した経緯をレポートしている。
「彼女(シェルバコワ)が4回転ジャンプの成功させた後、軽快に、だがとても注意深く演技したことは特筆すべき価値がある。彼女はミスや転倒を恐れているようだった。なぜならそれらのミスによって大切な得点を失うことがあり得たからだ。というのもSPを終えてトゥクタミシェワが首位に立ち優勢だったから」
こう伝えた上で、記事ではシェルバコワが今季シニアデビューイヤーであることにも言及。「そのことが15歳の彼女を、今大会で演技している他のスケーターたちより有利に際立たせている。彼女たちは皆、年上でリンクの上で硬くなっているように見えた。シェルバコワが軽々跳んでいるようなジャンプのエレメンツを他のスケーターたちはより難しそうに跳んでいた」とフレッシュな演技で、他選手を圧倒していたとしている。
群雄割拠のロシアフィギュア界。同世代にはアレクサンドラ・トルソワ、アリョーナ・コストルナヤら新星が揃うが、まずはシェルバコワが大きなインパクトを残した。
(THE ANSWER編集部)