シェルバコワ、4Lz成功でリーザを逆転V 母国も絶賛「歴史上初めて成功させた」
フィギュアスケートのロンバルディア杯は14日(日本時間15日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位の15歳アンナ・シェルバコワ(ロシア)がフリー1位の150.47点のハイスコアをマークし、合計218.20点で逆転優勝を飾った。母国の15年世界女王エリザベータ・トゥクタミシェワを2位に抑えたシニアデビューV。驚異の高さで決めた4回転ルッツの動画が海外で反響を呼んでいたが、現地ロシアメディアでも「シニアの大会で史上初めて4回転ルッツを決めた」と絶賛されている。
SP3位から4回転ルッツを決めて逆転Vのシェルバコワ、ロシアメディアも絶賛
フィギュアスケートのロンバルディア杯は14日(日本時間15日)、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位の15歳アンナ・シェルバコワ(ロシア)がフリー1位の150.47点のハイスコアをマークし、合計218.20点で逆転優勝を飾った。母国の15年世界女王エリザベータ・トゥクタミシェワを2位に抑えたシニアデビューV。驚異の高さで決めた4回転ルッツの動画が海外で反響を呼んでいたが、ロシアメディアでも「シニアの大会で史上初めて4回転ルッツを決めた」と絶賛されている。
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末恐ろしい15歳だ。史上初めての快挙を、こともなげに決めて見せた。シェルバコワは演技の冒頭、スピードに乗った助走から踏み切ると、高いジャンプを繰り出して鋭く回転。4回転ルッツを披露し、余裕をもって着氷した。男子でも数えるほどしか成功者のいない4回転ルッツ。現状での世界最高峰のジャンプを、綺麗に着氷させた。
さらに、演技中盤にはスピンしながら衣装を青から赤に変える仕掛けも作り、観る者を魅了。圧倒的なパフォーマンスで150.47点のハイスコアを叩き出し、合計214.38点だった母国の元世界女王トゥクタミシェワを上回り、シニアデビュー戦で優勝を飾った。
ジュニア時代からその才能はよく知られていたが、シニアデビュー戦での快挙をロシアメディア「sports.ru」も「15歳のアンナ・シェルバコワが女子スケートの歴史上、ISUのシニアの大会で4回転ルッツを初めて成功させた」とセンセーショナルに報じた。
記事ではシェルバコワが、4回転ルッツをクリーンに決めて、基礎点11.5点に出来栄え点を加え、14.03点を獲得したことを伝え、さらに同じく今季からシニアデビューするアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)が昨年10月のジュニアグランプリシリーズのアルメニア大会で初めて決めたことも紹介している。