ウィンブルドン準決勝敗退のフェデラー、現役引退の可能性否定
「ウィンブルドンにやってくるまでは不安だった」
英メディアは特集で「スイスの世界3位の選手はキャリアで最も苦しいシーズンに耐えている」とレポート。だが、フェデラー自身は「ウィンブルドンで8回目の優勝を果たすことが夢だった。だが、それがテニスをプレーするすべての理由ではない。ウィンブルドンは大事なのはわかっているが、全てではない。10セットを戦ったんだ。今季に関してとても心強いことだった。ウィンブルドンにやってくるまでは不安だったんだよ」と前向きなコメントを残している。
準々決勝のマリン・チリッチ(クロアチア)戦では2セットダウンのピンチから逆転勝利。この日は最終セットの第4ゲームで転倒し、左膝の痛みからトレーナーに診てもらう場面もあったが、フルセットの死闘を戦い抜いた。
フェデラーはスイス代表として8月のリオデジャネイロ五輪に出場予定。自信を取り戻した英雄はまだまだ華麗なキャリアに幕を下すつもりはないようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer