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審判団追放に発展 “残り30秒の大誤審”に被害監督が憤慨「こんなのジョークだ」

中国で行われているバスケットボールのワールドカップ(W杯)で誤審騒動が起きた。2次リーグのフランス―リトアニア戦の終了間際、リトアニア選手のフリースローがまだリング上にあるにも関わらず、フランス選手が弾いた。

リトアニアのダイニュス・アドマイティスヘッドコーチ【写真:Getty Images】
リトアニアのダイニュス・アドマイティスヘッドコーチ【写真:Getty Images】

フランス―リトアニア戦の終了間際に疑惑の判定、審判団は今大会から外れる

 中国で行われているバスケットボールのワールドカップ(W杯)で誤審騒動が起きた。2次リーグのフランス―リトアニア戦の終了間際、リトアニア選手のフリースローがまだリング上にあるにも関わらず、フランス選手が弾いた。本来ならリトアニアの得点が認められるところ、プレーは続行。結局、リトアニアが敗れた。物議を醸したシーンを海外メディアによって続々拡散されているが、判定に泣いた格好のリトアニア監督は「こんなのはジョークだ」と憤慨している。

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 疑惑の判定が海外で物議を醸している。問題となったのは、第4クォーターの残り30秒、75-76とリトアニアが1点ビハインドで迎えたフリースローの場面。バランスナスが打ったシュートはリング上で弾むような形になった。これに跳び上がったフランスのゴベールが手を伸ばしてボールを弾いたが、明らかにまだリングに触れている状態だった。

 ルール上はインターフェアにより、リトアニアに1点が入り、同点となっていた場面。しかし、審判はプレーをそのまま続行させ、逆に2点を追加したフランスが78-75で逃げ切った。入っていれば、状況的にわからなかったシーン。結果的にリトアニアはこの敗戦により2次リーグ敗退が決まったのだから、後味が悪い。

 AP通信によると、リトアニアのダイニュス・アドマイティスヘッドコーチは「スマートになる必要はない。しかし、正直にならなければ」と憤慨。「試合を止めて、何が起こったのか見に行くべきだ」と語ったという。

 さらに自国の選手について「彼らは家族と過ごさずに夏の間ずっと、2か月間を費やしてきたんだ。1ドルももらっていない。ゼロだ。本当に彼らを尊敬する」と擁護。その上で「こんなのはジョークだ」と言い放ったという。

 また、記事では翌日にFIBAがスペイン、ベネズエラ、アルゼンチンの3人から成る審判団を今大会の残り試合が外したと紹介。「この試合の審判はビデオ判定を使用しなかった。FIBAはなぜ審判がプレーを見直さなかったのか、語っていない」としている。熱戦が繰り広げられている大会において、後味の悪さが残ってしまった。

(THE ANSWER編集部)

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