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日本、モンテネグロに前半33-40 初のW杯全敗危機も渡邊雄太が意地の21得点

バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で初の開幕4連敗となった世界ランク48位の日本は9日、同28位・モンテネグロとの順位決定戦(東莞・東莞藍球中心)を行い、前半を33-40で折り返した。NBAウィザーズの八村塁が膝の不調と疲労、主将のPG篠山竜青が左第1趾末節骨骨折で欠場して迎えた最終戦。

渡邊雄太【写真:Getty Images】
渡邊雄太【写真:Getty Images】

W杯最終戦、過去未勝利の欧州勢を相手に今大会初勝利なるか

 バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で初の開幕4連敗となった世界ランク48位の日本は9日、同28位・モンテネグロとの順位決定戦(東莞・東莞藍球中心)を行い、前半を33-40で折り返した。NBAウィザーズの八村塁が膝の不調と疲労、主将のPG篠山竜青が左第1趾末節骨骨折で欠場して迎えた最終戦。5度目の出場で過去9戦全敗欧州勢に初勝利を狙うが、初の大会0勝の危機に立たされている。

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 日本は安藤誓哉、渡邊雄太、竹内譲次、ファジーカス・ニック、田中大貴が先発。第1クォーター(Q)開始40秒で竹内譲のシュートで先制した。しかし、モンテネグロ唯一のNBAプレーヤー、Cニコラ・ヴチェヴィッチ(マジック)を中心に得点を重ねられ、6-15の残り4分39秒にタイムアウト。昨季オールスターにも出場した身長213センチのヴチェヴィッチにこの時点で6得点を奪われた。

 モンテネグロも日本と同じ4戦全敗で初勝利を懸けて臨んでいる。日本は中に切れ込むドライブでディフェンスのずれを作られ、外から3ポイントシュートを打たれる課題を埋められず。ノープレッシャーのまま遠距離砲を打たれる場面が目立った。

 16-26で第2Qに突入。前戦で31得点を挙げたファジーカスも高さのある相手に対し、ゴール下で優位に立てず攻め手を欠く。そんな中でも、渡邊が体を張ったディフェンスを見せると、攻撃面でも貢献。フル出場し21得点を挙げるなどプレーでチームを鼓舞。一時は1点差まで追い上げた。

 日本は1次リーグでトルコ、チェコ、米国に3連敗し、2次リーグ進出を逃した。順位決定戦に回り、7日のニュージーランド戦は81-111で初の開幕4連敗。強化試合から課題にしてきた3ポイントシュートだけで54失点。エースと主将を欠く10人で懸命に戦ったが、日本の大会最多失点を喫した。

 8日は希望選手のみの自主練習となり、比江島、双子の竹内譲次と公輔の3人で調整。譲次は選手ミーティングを開くことを明かし「昨日(7日)の試合後が一番、雰囲気が悪かった。もっとバスケットを楽しむ。勝ち負けにとらわれすぎていた。もちろん、代表チームなので勝利が一番大事ですけど、見ている人にあんなゲームをして失礼だった。みんな下を向いていた。全てをコートに置いてきたい」と話していた。

(THE ANSWER編集部)

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