走者シャーザー、168勝男の“パーフェクト二盗”成功に米絶賛「捕手も投げない」
米大リーグでサイ・ヤング賞を3度受賞した現役屈指の右腕が、走者として華麗な二盗を炸裂。通算168勝を挙げている35歳のあまりに完璧なスチールの瞬間をMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が公開し、「キャッチャーも投げようともしなかったね」「彼はピッチャーなのに」と喝采を浴びている。
CY賞3度の果敢にスチール、35歳とは思えぬ健脚に喝采
米大リーグでサイ・ヤング賞を3度受賞した現役屈指の右腕が、走者として華麗な二盗を炸裂。通算168勝を挙げている35歳のあまりに完璧なスチールの瞬間をMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が公開し、「キャッチャーも投げようともしなかったね」「彼はピッチャーなのに」と喝采を浴びている。
投げても凄いが、走っても凄かった。足で沸かせたのは、ナショナルズのマックス・シャーザー投手だ。8日(日本時間9日)の敵地ブレーブス戦、5-1で迎えた7回無死の打席、右前にヒットを放つと、1死の後、打者イートンの場面で走者シャーザーが動いた。一塁手はベースに張り付いておらず、無警戒。投手がモーションに入ると、大きく第2リードを取り、一気に走った。
完璧なタイミング。しかも、35歳とは思えぬ足の速さ。華麗に足から滑り込んだが、捕手は投げることすらできず。鮮やかに二盗を決め、球場をどよめかせた。直後の二塁打で生還し、この回一挙4得点の猛攻を演出。自らの投球を助ける好スチールとなった。「Cut4」公式インスタグラムは実際のシーンを公開すると、コメント欄でファンの喝采を集めた。
「キャッチャーも投げようともしなかったね」
「ナショナル・リーグではピッチャーも盗塁するって聞いたことあるよ」
「この後投げないといけないと分かってるのかしら」
「彼はサイ・ヤング賞ものだ」
「これはハプニングだ、みんな落ち着いて」
「彼はピッチャーなのに」
「スピードにのってるな」
シャーザーは34歳シーズンの昨季にメジャー初盗塁を記録。今季もすでに1度決めており、キャリアハイのシーズン2盗塁となった。投げても6回1失点9奪三振の好投で10勝目をマーク。通算169勝目は10年連続2桁勝利の快挙となったが、足で大記録に花を添える形となった。
(THE ANSWER編集部)