八村&篠山欠場、10人でどう戦う? 遠距離砲NZ戦へ、監督熱弁「逆境を我々の流れに」
篠山が抜けたPGの役割、田中大貴「もっと全員でボールを動かす」
篠山が抜けたPGでは、田中大貴に期待がかかる。「塁も、篠山さんもプレーできない。これからどうやって奮い立たせて、前に進んで行くか。2試合が凄く大事になる。本音を言えば、長い時間コートに立ちたいし、そのために準備をしてきた」と飢えている。海外勢に対抗する身長194センチのサイズがあり、今大会はディフェンス面を期待されてPGにコンバートされた。オフェンスでも力を発揮することを狙う。
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「もっと全員でボールを動かして、戦うことを意識する。みんなが動いて、みんながボールに関わらないといけない。塁がいる、いないに関わらず、そういうオフェンスをしたかった。ラマスヘッドコーチからもそう言われてきたので。残ったメンバーでタフさを発揮できるかだと思う」
順位決定戦は2次リーグに進出できなかった16か国が、4グループに分かれ、2試合で17位から32位を決定する。1次リーグの勝ち点を引き継ぎ、1度対戦した国とは戦わない。9日には世界ランク28位のモンテネグロと対戦する。母国のアルゼンチンを2012年ロンドン五輪で4位に導いた名将のラマス監督は、報道陣への言葉に熱を込めた。
「今大会は終わっていないので、そこはこだわりたい。いい内容をして、いい勝ち方をしたいです。もし負けたとしたら、いい内容ができなかったということかもしれない。でも、それは勝負にこだわっていないわけではない。
こういう逆境は慣れているわけではないけど、過去にもあった。逆境をどう我々の流れにするか、その可能性を戦ってつかみ取らないといけない。来年は五輪があるし、タフな戦いが続く中で顔を上げて戦い続けなきゃ、誰も結果を勝ち取ってくれない」
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)