消えた本塁打事件 微妙な“ベース踏み忘れ判定”に米物議「誤審だ」「角踏んでる」
米大リーグのマイナーリーグで本塁打を打った打者がホームベースを踏み忘れたとして取り消され、アウトになるという珍事が発生した。リーグ側が“消えた本塁打”の決定的瞬間の映像を公開したが、微妙な判定に対し、米ファンは「誤審だ」「角を踏んでるように見える」と物議を醸している。
マイナーリーグで珍事、本塁踏み忘れでアウトに…米ファン「ミスジャッジ!」
米大リーグのマイナーリーグで本塁打を打った打者がホームベースを踏み忘れたとして取り消され、アウトになるという珍事が発生した。リーグ側が“消えた本塁打”の決定的瞬間の映像を公開したが、微妙な判定に対し、米ファンは「誤審だ」「角を踏んでるように見える」と物議を醸している。
踏んだ、踏まないを巡り、米ファンの意見も分かれる珍事を演じたのは、アストロズ傘下1A+ファイエットビルのミケランジェル・シエラ内野手だ。5日(日本時間6日)のレンジャーズ傘下ダウンイースト戦の5回、豪快に左翼席に運んだシエラは悠然とダイヤモンドを回り、三塁コーチャーとタッチを交わしながら本塁に戻ってきた。
右手で十字架を切りながら、最後はポンッと跳ねてガッツポーズをしながらホームイン。次打者ともタッチを交わし、ベンチに下がっていった。しかし、ドラマはここからだ。次の打者が打席に入り、プレーがかかると投手がプレートを外し、捕手に送球。捕手がベースを踏むと、球審は堂々とアウトを宣告したのだ。
打席の次打者はがっくりと座り込み、信じられない様子。得点は取り消され、記録は三塁打となってしまった。マイナーリーグ公式インスタグラムは「みなさん覚えておいて、ホームベースを踏まないとHRにはなりません!」とつづり、決定的瞬間を動画で公開。映像を見ると左足でベースの端付近を踏んでいるようにも見え、コメント欄は球審の判定に異議が上がっている。
「角を踏んでる。誤審だ」
「足の先が踏んでる。愚か者にはそれが見えないのが残念」
「角を踏んでいるように見えるけど、球審の見る角度とは違うから」
「ベースの角を踏んでるよね?」
「間違いなく角を踏んでいる。ビデオにちゃんと映ってるよ。監督がチャレンジを要求しなかったことに驚き」
「ミスジャッジ!!!」
「球審はこの瞬間をずっと待っていた」
「オーマイゴット、ルールはルールだよ!」
MLBではなかなかお目にかかれない珍場面の判定に対し、不満の声が続々と上がっていた。よもやのプレーで本塁打を損してしまったシエラ。判定に意見は分かれているが、誤解を呼ばないようにベースの真ん中をしっかりと踏むという基本は忘れてはいけない。
(THE ANSWER編集部)