リウは「14歳の天才」 史上初快挙の鮮烈Vに海外メディアも衝撃「歴史的な一歩だ」
本人は冷静そのもの、歴史的快挙は「凄いこと。けれど、そこに執着はしない」
記事では4回転ジャンプの難易度についても触れ、初めて成功したのが02年にサルコーで決めた安藤美姫と紹介し、より難度の高い4回転ルッツを初めて成功させたのは、昨季のジュニアGPフリーのアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)と伝えた。その上で、リウが演じた快挙について「米国スケーターにとって歴史的な一歩となった」と称賛した。
しかし、本人は冷静そのもの。「それは凄いこと。けれど、そこに執着はしない」と語り、さらに「私にとっては、ルッツよりも3回転サルコーの方が難しい。ルッツは1番好きなジャンプだし、1番跳びやすい。4回転ルッツも同じようにできるように頑張りたい」と前向きに意気込みを明かしたという。
記事でも「早くも北京五輪の優勝候補の一角に挙げられているリウにとって、完璧な内容ではなかった」とした上で、現在は年齢制限でシニアの大会には出られないが、22年北京五輪に向け「彼女が持つ多彩なジャンプに磨きをかけつつ、スピンと足の使い方を上達させていくために十分な時間が残されている」と伸びしろにも期待していた。
次戦はポーランド大会。「練習で1番好きなのはジャンプかもしれない」と認めるリウは「嫌いなものはないわ、どれも好きだから。でも、ジャンプは特に好きなの」とも語ったという。快挙を演じてなお、まだまだ成長の余白を感じさせる14歳。今季は開幕したばかり。シーズン序盤から楽しみな逸材が現れた。
(THE ANSWER編集部)