リウは「14歳の天才」 史上初快挙の鮮烈Vに海外メディアも衝撃「歴史的な一歩だ」
フィギュアスケートのジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第2戦・米国大会は31日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の14歳アリサ・リウ(米国)が138.80点、合計208.10点で国際大会デビュー戦で初優勝。昨季、13歳でシニアの全米選手権を制した天才少女は一つのプログラムで4回転ジャンプと3回転アクセルを同時に成功させるという女子史上初の快挙を達成。米記者は実際のジャンプを動画付きで公開し、反響を呼んでいたが、海外メディアも「歴史的な一歩だ」と衝撃を受けている。
女子初の「4回転&3A」同時成功、AP通信も200点超圧勝ぶりをレポート
フィギュアスケートのジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第2戦・米国大会は31日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の14歳アリサ・リウ(米国)が138.80点、合計208.10点で国際大会デビュー戦で初優勝。昨季、13歳でシニアの全米選手権を制した天才少女は一つのプログラムで4回転ジャンプと3回転アクセルを同時に成功させるという女子史上初の快挙を達成。米記者は実際のジャンプを動画付きで公開し、反響を呼んでいたが、海外メディアも「歴史的な一歩だ」と衝撃を受けている。
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次世代のフィギュア界を担う超新星が米国から現れた。リウは冒頭で3回転アクセル―2回転トウループの連続ジャンプを着氷させると、次に跳んだのは4回転ルッツだ。驚異の高さを記録したジャンプを綺麗に成功。会場をどよめかせたが、これは女子史上初めて4回転ジャンプと3回転アクセルを同一プログラムで成功させた歴史的快挙だった。
その後の単発の3回転アクセルこそ転倒したが、ステップ、スピンも質の高い演技を披露し、合計208.10点とシニア顔負けの得点で圧勝。海外記者は4回転ルッツを成功させた瞬間を動画付きで速報し、世界のファンに驚きが広がっていたが、海外メディアもリウの快挙を大きく伝えている。AP通信は「アリサ・リウ4回転ルッツで着地。ジュニアGP優勝」と特集した。
記事では、リウが公認大会で米国女子選手初の4回転を決めたことを紹介。「14歳の天才」と紹介した上で「力強いトリプルアクセル成功から滑り出すと、3回転ルッツ―3回転トウループのコンビネーションも決め、3回転ルッツと3回転サルコウを組み込んだシークエンス。フリーでは2位に大差をつけた」と演技を高く評価している。
また、1月に史上最年少で全米選手権を制したリウの演技後のコメントも紹介。「私にとって初めてのジュニアGP、そして今季最初の大きな大会だったので、いい勉強になる経験だった。この経験を生かして上手くなっていきたい」と語ったという。