錦織、「今季絶望」の衝撃は世界に波及 米メディア「ケイが最新の犠牲者に」
待っていた悲報「右手首の腱の一つに裂傷があることが明確になりました」
「彼ら全員の診断を受けた結果、ケイには右手首の腱の一つに裂傷があるということが明確になりました。現時点では我々は手術をしない方針を選択しました。ケイはギプスをしています。来週、痛みが和らいだ時点で、次のステップを検討することになり、2017年の全日程を欠場します。来季に向け、激しい練習ができるように準備を進めていきます」
声明文ではすでに錦織はギブスで患部を固定する一方、保存治療を選択したことを明らかにしている。
錦織以外にも、アンディ・マレー(英国)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、マリン・チリッチ(クロアチア)、ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)ら実力者が今季、故障離脱を余儀なくされ、スタン・ワウリンカ(スイス)は膝の手術を受けていた。
現時点ではロジャー・フェデラー(スイス)を含め、トップ10のうち、7選手がウェスタン&サザン・オープンを欠場することになっており、過密日程の男子シングルスでトップランカーは故障者が続出している。
英地元紙「デイリー・メール」も「ケイ・ニシコリは故障により、今季休養を発表した最新のリーディングプレーヤーとなった」とレポート。錦織、ジョコビッチ、ワウリンカのトップランカー3人が全米オープンを欠場することになったと報じた。
満身創痍が相次いで離脱する中、今季故障に苦しんできた日本のエースもキャリアの苦境に直面することになった。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer