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テニストップ選手の躍進の裏に名手の支え 元スター選手がもたらすモノとは

ラオニッチを支えるマッケンロー氏、チリッチは同郷イワニセビッチ氏と師弟関係

 記事ではアグレッシブなネットプレイヤーだったマッケンローの招聘の効果が今回のウィンブルドンでも表れていることをレポート。「ラオニッチはダビド・ゴファン戦でキャリアで初めて2セットダウンから勝利を飾った。マッケンローが加わってからこれが起きたことは、偶然ではない」としている。

 ラオニッチはこれまで2セットダウンの展開では過去8試合全敗だったという。強烈なサーブを武器とするラオニッチにとって、マッケンロー氏から得たものは非常に大きかったようだ。

 また、クレーとハードコートを得意としたスペイン人のモヤ氏とも良好な関係を築いているようで、記事では「ラオニッチはサム・クエリーを撃破するために、マッケンローとモヤのアドバイスを最大限に活用する必要がある。もう一人のビッグサーブの持ち主で、クエリーはジョコビッチを下している。この勢いを生かしたいと願っている」と伝えている。

 一方、4回戦で途中棄権の錦織圭を下したマリン・チリッチ(クロアチア)は同郷のゴラン・イワニセビッチ氏を師として仰いでいる。準々決勝ではロジャー・フェデラー(スイス)相手に2セットアップから逆転負けを喫したが、特集では「チリッチとの準々決勝の対決で、フェデラーは“イワニセビッチ・ファクター”を無効化する重要性を強調した」とレポート。チリッチは14年全米オープン決勝で錦織を破り、グランドスラム初制覇を果たしたが、この時にはイワニセビッチ氏の的確なアドバイスが役立っていたという。

 記事の中でチリッチは「キャリアで長い間トップ10を維持し続けた彼のような存在がいてくれるなら、大きな助けになる。グランドスラムのファイナルも何度も経験している」とコメント。イワニセビッチ氏はチリッチにとってモチベーターであり、名参謀となっているようだ。

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