阿部詩、リオ五輪女王も破って圧巻V2 国際柔道連盟称賛「世界柔道の看板娘が故郷V」
柔道世界選手権の2日目が26日、東京・日本武道館で行われ、女子52キロ級は昨年覇者の阿部詩(日体大)が金メダルを獲得した。決勝はロシア選手に得意の袖釣込腰で一本勝ち。兄・一二三(日体大)は男子66キロ級準決勝敗退で銅メダルに終わり、昨年大会に続く兄妹優勝こそ逃したが、妹が意地を見せた。国際柔道連盟は「無敵のアベ・ウタが世界王座を維持」と称賛した。
対外国人45連勝、圧倒的強さで連覇「アベは決勝で圧倒的だった」
柔道世界選手権の2日目が26日、東京・日本武道館で行われ、女子52キロ級は昨年覇者の阿部詩(日体大)が金メダルを獲得した。決勝はロシア選手に得意の袖釣込腰で一本勝ち。兄・一二三(日体大)は男子66キロ級準決勝敗退で銅メダルに終わり、昨年大会に続く兄妹優勝こそ逃したが、妹が意地を見せた。国際柔道連盟は「無敵のアベ・ウタが世界王座を維持」と称賛した。
詩は準決勝で2016年リオデジャネイロ五輪金メダルのケルメンディ(コソボ)と初対戦。ゴールデンスコア方式の延長戦の末に最後は横四方固めを決めて一本。苦手の寝技で7分15秒の激闘を勝ち切り、確かな成長を示した。兄が準決勝で敗れた直後の決勝は、クジュティナ(ロシア)に開始30秒で袖釣込腰による圧巻の一本勝ちで連覇を決めた。
これで対外国人は45連勝。終わってみれば、準々決勝以外の4試合は一本勝ちだ。公式サイトで「52キロ級:無敵のアベ・ウタが世界王座を維持」とレポート。「ワンダーキッド、アベ・ウタが2度目となる天下を制した。世界選手権の看板娘が五輪メダリストのクジュチナを下し、故郷で金メダルを獲得」と伝えた。
さらに、決勝の戦いぶりについては「エネルギッシュなアベは決勝で圧倒的だった」とし、「今大会ではここまでで最大のオベーションがほぼ満員の観客から寄せられた」と高い注目度の中で結果を残したことを称えていた。
(THE ANSWER編集部)