松山を逆転V 奇跡の「12秒遅れのカップイン」に全米騒然「待って…もう少し…!」
各国メディア「待って、もう少し…!」、ファン「これはなんと素晴らしい」
大会公式は「待ってみよう。きっと良いことが起きるから」、PGAツアー公式は「諦めてはいけない。ゴルフはインチ単位の試合なんだ」、欧州公式ツアーは「待って、もう少し待って…!」、PGA of Americaは「待って…待って…カップインだ!」と公式ツイッターに動画付きで速報した。
さらに米ゴルフ専門サイト「ゴルフ.com」は「これぞ究極の待機だ」と称賛した後で「私たちはカップ際で粘るジャスティン・トーマスのボールを忘れることはないだろう」と紹介。米ゴルフ専門局「ゴルフチャンネル」はビックリ顔の顔文字3連発で興奮ぶりを伝えている。
動画を見たファンも「これまでゴルフの神様の存在を信じなかった者もいただろう」「こんなことは今までで一度も目撃したことがない! 一度もだ!」「これはなんと素晴らしい…ハイタッチだ!」「キャンドルに火を灯した!」とコメントが相次ぎ、騒然とした様子だった。
プレー規則では「不当に遅れることなくホールに歩み寄る時間に加え、球が止まっているかどうかを確かめるために更に10秒間待つことができる」とされている。
ミラクルバーディーから松山逆転の道が見えた。9番を終えた時点で単独首位の松山とは1打差の通算6アンダー。このホールはそろってバーディーとしたが、トーマスはさらにスコアを1つスコアを伸ばした。一方、5ボギーを叩くなど2つスコアを落とした松山らを抜き、劇的な大逆転でメジャー初優勝を飾った
この10番の第1打では曲げたショットが木に当たって跳ね返ってくるなど、抜群の運も持ち合わせていたトーマス。まさにこの日、「ゴルフの神様」に愛されていたとしか言いようがない男が、初のメジャータイトルを手にした。