八村塁が「そこは大きい」と痛感した世界5位との差 歴代最強の日本に足りないもの
シュート成功率も大差「今日みたいな試合は絶対に忘れない」
八村のマークが厳しく、いい体勢で打てなかったとはいえ差がついた。相手の3ポイントシュートに厳しく対応できなかったことは否めない。NBA選手を多く輩出してきたアルゼンチンは、世界ランク5位の強豪。2004年アテネ五輪では金メダルを獲得。日本にとってはW杯に向けて期待の高まる内容だったが、八村の感じた世界トップレベルとの距離感はどのようなものだったのだろうか。
「ああいう国とできるのは僕らにとって大きなこと。あっちは見ていても、凄く落ち着いていて、やっていても余裕があるようにプレーしていた。僕らもそういうところは学んでいかないといけない。相手は冷静さがあって、ゲームの勝ち方を知っている。個人も、チームも監督を含めてわかっているのは、僕らと違うチームだなと感じた。他の部分の差はそこまでないと思うけど、そこの差は大きいかなと思います。
僕らも今後経験を積んでいくと思うので、今日みたいな試合は絶対に忘れないで生かしていきたい。オフェンスの部分でどこからでも得点を獲れるのが僕らの強みの一つ。それが出せたのでよかった。いらないターンオーバーがあった。ディフェンスで甘いところがいっぱいあるので、その点を修正していかないといけない。この前よりディフェンスは絶対によくなっている」
日本は24日にドイツ、25日にチュニジア(ともにさいたまスーパーアリーナ)と強化試合を予定。W杯1次リーグでは9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日に米国と対戦する。世界トップとの差を知ったアルゼンチン戦。この負けも一つの経験値として未来に繋げていく。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)