【テニス】ウィンブルドンで無念の棄権も…錦織圭の逆境に学ぶ姿勢
負傷との戦いで高めた経験値「怪我するたびに少し学んでいる」
「どれぐらい回復に時間がかかるか分からない。次の大会のトロントまで十分な回復の時間はあると思う。3週間あると思うので、すぐに良くなると信じたい。自分にとっては素晴らしい大会だった。痛みと戦いながら3回戦を突破できた。
精神的な状況は楽なものではなかったけど、自分にとってはいいレッスンになったと思う。回復できると思う。夏には大きな大会がやってくるので、回復できることを願っている。またハードに練習して、トロントに備えたい」
8月にはリオデジャネイロ五輪、そして、全米オープンというメジャー大会が控えている。怪我の苦しみとの戦いで錦織は経験値を積むことができたとプラスに考えている。
「怪我するたびに少し学んでいる。2年連続の故障で本当にがっかりしている。今年はフィジカル的には良好な状況だった。ハレでの故障だけだったので、フィジカル的には向上しているし、強化されている。しっかり怪我を治して、また強くなりたい」
昨シーズンも故障で2度の棄権を余儀なくされていた。錦織は怪我という試練を乗り越え、一回り大きく成長する決意を示している。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images