【テニス】ウィンブルドンで無念の棄権も…錦織圭の逆境に学ぶ姿勢
ウィンブルドンの男子シングル4回戦で第5シードの錦織圭(日清食品)は第9シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦し、左脇腹の故障で途中棄権による敗退を余儀なくされた。8強進出を逃した錦織は怪我を糧に成長することを誓った。
錦織を襲った異変、ウィンブルドンで2年連続棄権
ウィンブルドンの男子シングル4回戦で第5シードの錦織圭(日清食品)は第9シードのマリン・チリッチ(クロアチア)と対戦し、左脇腹の故障で途中棄権による敗退を余儀なくされた。8強進出を逃した錦織は怪我を糧に成長することを誓った。
ドイツのハレで行われた前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン初戦のルカ・プイユ(フランス)との一戦で異変は起きた。
「ハレでの初戦で怪我をしてしまったけれど、この2週間で思うように回復できなかった。3回戦後に悪化した。回復できればよかったけれど、コート上での痛みがあまりにも酷すぎた。だから、プレーを続けることができなかった」
昨年もゲリー・ウェバー・オープン準決勝で故障後に棄権。そして、前哨戦での故障が響きウィンブルドンでは1回戦を突破したが、2回戦を戦うことができなかった。
今年も前哨戦の故障が響いた。チリッチとの戦いでは第1セットを1-6、第2セットを1-5で落とした。そして、痛みに耐えきることができなかった。
「セカンドセットの前、試合前からすでに考えていた。自分にとって簡単な展開にならないだろうと。100パーセントでプレーはできないとも。そして、マリンも最高のプレーをしていた。全ての面で悪化してきた。本意ではないけれど、棄権するしかなかった」
苦渋の決断を明らかにした錦織だが、7月25日に開幕するカナダ・トロントでのロジャーズカップでの完全復帰に意欲を燃やしている。