羽生結弦のライバルに脚光 米18歳が五輪特集に登場「金を獲るには羽生を倒す必要」
「新・4回転時代」を呼んだ18歳、金メダルを狙う平昌五輪では羽生がライバルに
チェンは全米選手権で4回転ジャンプを5度成功させ、「新・4回転時代」の幕開けを呼んだ。しかし、4月に行われた注目の世界選手権(ヘルシンキ)ではタイトルを得ることができなかった。18歳の前に立ちはだかったのが、絶対的な世界王者であり、オリンピック前王者の日本人だ。
羽生結弦がフリー歴代世界最高得点を叩き出し、3年ぶりの戴冠を果たしていた。
「チェンが韓国で金メダルを得るためには、世界選手権で4回転を4本成功させ、優勝した日本のユヅル・ハニュウを退けないといけない」
記事ではチェンが世界選手権で4回転ジャンプの2度の失敗が響き、6位に終わったことを紹介。そして、2月に行われる平昌五輪で表彰台の真ん中に立つためには、羽生を倒すことが必須であることを述べている。それだけ、日本の王者が今季も世界の中心となるという期待の裏返しだろう。
昨年2月の四大陸選手権では羽生を抑えて優勝しており、実力は十分。今季はグランプリシリーズ第1戦のロシア杯(10月20日開幕・モスクワ)で、いきなり羽生と激突する予定。果たして、誰がフィギュア界の覇権を握り、平昌五輪で最も輝くメダルを手に入れるのか。世界も注目している。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer