八村塁大暴れの裏に課題、PGは誰がやる? 指揮官が描く青写真「試合を消化して…」
欧州勢には過去7戦未勝利「まずそこでの1勝を」
チームは今後の強化試合として、14日にニュージーランド戦(カルッツかわさき)、22日にアルゼンチン戦、24日にドイツ戦、25日にチュニジア戦(いずれもさいたまスーパーアリーナ)を予定。31日開幕(中国)のW杯1次リーグでは9月1日にトルコ、3日にチェコ、5日に米国と対戦するが、ライバル国を想定して準備をするわけではなく、今は自分たちの課題に集中するという。
「仮想というよりも、今集中しているのはゲームスタイル。初戦のトルコは選手も少しビデオを見ているし、スタッフはトルコがフランスでやった試合も見ている。これからW杯に向けて準備していくが、全てのグループの一員に関して今すぐに意識していることはない。今は我々のことだけにフォーカスして、いいゲーム内容にすることだけを考えている」
日本はW杯に4回出場し、勝ったのは南米・アフリカ勢だけ。対欧州は7試合で一度も勝てていない。長身選手が並び、各国にNBA選手も名を連ねる欧州勢。当然ながら個々の技術高いチームが多く、戦術面でも成熟している。ラマス監督は、目標を問われてこう語った。
「今回のW杯(の同じグループに)はヨーロッパチームが2つ、米国大陸チームが1つ。今までのヨーロッパのチームに勝った形跡がないので、そこでまず1勝を挙げることが目標かもしれない。選手たちにはそうやって常に伝えているし、勝ったことがないというのはそれだけ難しい目標であるということ。W杯に向けて、まずそこでの1勝を目標にしたい」
八村の実力を生かすためにはどうするべきなのか。考え、対策を構築していく時間は十分にある。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)