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八村塁大暴れの裏に課題、PGは誰がやる? 指揮官が描く青写真「試合を消化して…」

バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は12日、同38位のニュージーランド代表との強化試合(千葉ポートアリーナ)と行い、米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁がSFで先発出場。八村は出場27分9秒で3ポイント2本を含め、両軍最多の35得点、3アシスト、5リバウンドを挙げる活躍を見せ、チームは99-89で勝利を飾った。試合後の会見で日本のフリオ・ラマス監督が強化試合初戦を振り返った。

指揮を執るフリオ・ラマス監督【写真:荒川祐史】
指揮を執るフリオ・ラマス監督【写真:荒川祐史】

司令塔PG富樫勇樹が右手骨折で欠場、ラマス監督に浮かぶ4つの選択肢

 バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は12日、同38位のニュージーランド代表との強化試合(千葉ポートアリーナ)と行い、米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁がSFで先発出場。八村は出場27分9秒で3ポイント2本を含め、両軍最多の35得点、3アシスト、5リバウンドを挙げる活躍を見せ、チームは99-89で勝利を飾った。試合後の会見で日本のフリオ・ラマス監督が強化試合初戦を振り返った。

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 八村の他にはSG比江島慎、PG篠山竜青、SF馬場雄大、Cファジーカス・ニックがスターターで出場。世界ランクで上の相手に対し、前半からリードを奪って勝ち切った。ラマス監督は「今日の試合に関して凄くいい内容で勝てたと思う。ニュージーランドも凄くリスペクトしているし、もちろんオセアニアでも強豪のチーム。W杯にも何回か出場しているチーム。タフな試合になると想像していた」と及第点を与えた。

 不動の司令塔だったPG富樫勇樹が右手骨折でW杯を欠場。身長203センチの八村、206センチの渡邊雄太、210センチのファジーカスなど、歴代最強の呼び声高いチームをどうやって機能させるかが争点となっている。この日は本番でも司令塔候補となる選手を多く起用した。指揮官は中国での試合を想定する。

「今の時点でこのチームにはオプションとして、4つあります。その4つのうち3人がPGとしてやってきた選手。(田中大貴の他に)ベンドラメ礼生、安藤誓哉、篠山竜青がいる。練習の中ではある程度、田中大貴にPGをやらせているが、今日の内容は竜青にしろ、大貴にしろ、よかったと思う」

 あと一歩で100得点という試合。八村を中心に攻撃力を発揮したが「今回の試合が全てだとは思わない。これから強化試合が残っているので、それを消化してからどう担っていくかを決めて、改めて発表したい」とスターターを決めるのは時期尚早とした。

「ニュージーランドのスタイルは凄くスピーディーでアグレッシブでタフなチーム。それに対して27本のアシストを作れたのは凄く収穫になったと思う。この期間でニュージーランドのようなチームと強化試合ができるのは、W杯に向けていい準備になる。シュートの確率も凄く高くて、毎試合こういうパーセンテージを出せれば凄くいいけど、これからも頑張ってチームを強くして本大会に臨みたい」

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