八村劇場に5610人沸いた NBA1巡目の意地「相手もガツガツ来る、それに負けない」
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は12日、同38位のニュージーランド代表との強化試合(千葉ポートアリーナ)と行い、米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁がSFで先発出場。八村は出場27分9秒で3ポイント2本を含め、両軍最多の35得点に加え、3アシスト、5リバウンドを挙げる活躍を見せ、チームは99-89で勝利を飾った。
両軍最多35得点の大暴れ、W杯へ快勝発進「日本一丸となってやっていきたい」
バスケットボール世界ランク48位の男子日本代表は12日、同38位のニュージーランド代表との強化試合(千葉ポートアリーナ)と行い、米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁がSFで先発出場。八村は出場27分9秒で3ポイント2本を含め、両軍最多の35得点に加え、3アシスト、5リバウンドを挙げる活躍を見せ、チームは99-89で勝利を飾った。
八村が別格の存在感を見せた。6月のNBAドラフト会議で日本人初の1巡目指名を受け、昨年9月に東京・大田区総合体育館で行われたW杯2次予選・イラン戦以来329日ぶりの国内試合。満員5610人の視線を集め、米国で培った実力を見せつけた。SFで先発すると、第1クオーター(Q)の開始42秒。ゴール下でパスを受け、振り向きざまにシュートを放って初得点を記録した。
これが八村劇場の幕開けだ。以降は華麗なスティールあり、3ポイントあり。ワンプレーことに盛り上げ、別格の存在感を見せつけた。ちびっ子ファンから「ルイ君!」のコールが降り注ぎ、チームを快勝に導いた八村。試合後の場内インタビューで「チームに貢献できたことは良かった。僕らもどんどん試合をするごとに良くなっていくので、すごく楽しみ」と笑みを見せた。
NBAからドラフト1巡目指名を受けて挑んだ試合。プレッシャーについて「これからそうやってNBA選手として見られて相手もガツガツ来ると思うので、それに負けないくらい頑張りたい」と意地を見せた。「これから親善試合も何試合も入ってくる。お客さんの歓声が必要になる。どんどん詰めかけてもらって、僕らは日本一丸となってやっていきたい」と活躍を誓った。
(THE ANSWER編集部)