松山を襲う「期待という名の重圧」 海外コラムニスト「自分との闘いに向き合え」
日本メディアが連日同行、高まる期待「しかし、私は彼に自分との闘いに向き合ってほしい」
さらに、松山が前週のブリヂストン招待で最終日にタイガー・ウッズ(米国)と並ぶ大会レコードの「61」を記録して優勝したことを紹介し、「マツヤマのショットフォームには胸騒ぎが押し寄せる」と評した。
「以前にマキロイも『彼が一度勢いに乗ると、その驚異的な加速を維持する。それには衝撃を受けさせられんだ』とすでにトーナメントを勝ち取るレベルにあることを理解している」
名手マキロイのコメントをしながら、松山の能力の高さを紹介。一方で悲願のメジャー初制覇へ向け、日本の記者が毎日のように動向を追っていることもあり、156人の参加者で最も強いプレッシャーを受ける可能性を指摘している。
「しかし、私は彼に自分自身の闘いとして向き合ってほしい」
このようにエールを送り、期待を込めていた。ブリヂストン招待で見せた衝撃的なゴルフで評価を上げ、PGAツアー公式サイトでもパワーランク最上位に格付けされ、優勝候補NO1とも目されている。当然、期待が高まる日本からの重圧はあるだろう。
しかし、この男なら、そんなこともすべてはねのけるだけの力を持っている。それを証明するための戦いがいよいよ始まる。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer