キリオスが密談か!? 観客との“Vサーブ作戦会議”に海外爆笑「これはコーチング?」
男子テニスのシティ・オープンは男子シングルス準決勝で世界ランク52位ニック・キリオス(オーストラリア)が同6位ステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4、3-6、7-6で破り、決勝進出。第1シードを撃破したが、勝利目前の珍行動で沸かせた。
チチパス撃破、マッチポイントでサーブを巡り観客に相談「ニックのコーチは全観客」
男子テニスのシティ・オープンは男子シングルス準決勝で世界ランク52位ニック・キリオス(オーストラリア)が同6位ステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-4、3-6、7-6で破り、決勝進出。第1シードを撃破したが、勝利目前の珍行動で沸かせた。マッチポイントで客席のファンとサーブを打つコースを巡って“密談”。直後に放ったサーブで崩し、試合を決めた。まさかのシーンをATP公式中継サイト「テニスTV」が動画付きで公開し、「これはコーチング?」など海外ファンの笑いを誘っている。
キリオスはどんな緊張もユーモアに変える。試合は最終セット、タイブレークにもつれこんだが、第1シードのチチパスに対し、マッチポイントを握ったのはキリオスだった。すると、驚きの行動に出る。何か思いついたかのように、自身後方の客席に駆け寄る。黒縁メガネの男性に話しかけ、互いに肩に手をやりながら、何やら声を交わす。うんうんと頷くキリオス。
そして、吹っ切れた表情でコートに戻ると、キリオスは強烈なサーブでワイドを突いた。一気に崩すと前進し、強烈なスマッシュを炸裂。チチパスは一歩も動けず、試合を決めた。すると、キリオスは再び、一目散に先ほどの男性の元へ駆け寄り、がっちりと握手。よくやったといわんばかりに激しいアクションで男性を称え、チチパスとの握手に戻っていった。
実は前の試合も同様の行動を見せていたが、ATP公式サイトによると、この日もどこにサーブを打つべきか質問したという。第1シードが相手で、最終セットのタイブレークでそんなことをやってしまうのだから、さすがだ。実際のシーンを「テニスTV」公式インスタグラムは「ニックのトリック」と題し、公開すると、海外ファンも大喜びでコメントを寄せている。