ボルト100mで3位も称賛の声多数「地球史上最速の男」「いつまでも史上最高」
英ロンドンで行われている陸上の世界選手権男子100メートル決勝で“人類最速の男”ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒95の3位に終わった。ジャスティン・ガトリン(米国)が9秒92で優勝。2位には同じ米国のクリスチャン・コールマンが9秒94で入り、現役引退を表明している30歳の世界記録保持者は銅メダルに終わった。
世界陸上男子100m決勝で3位に、優勝のガトリン「彼は真っ先に祝ってくれた」
英ロンドンで行われている陸上の世界選手権男子100メートル決勝で“人類最速の男”ウサイン・ボルト(ジャマイカ)が9秒95の3位に終わった。ジャスティン・ガトリン(米国)が9秒92で優勝。2位には同じ米国のクリスチャン・コールマンが9秒94で入り、現役引退を表明している30歳の世界記録保持者は銅メダルに終わった。
スタートで出遅れたボルトは終盤に向けて懸命に追い上げたが、最後の伸びが足りず、好スタートを切ったコールマンに100分の1秒及ばなかった。一方、35歳のガトリンは終盤に驚異的な追い上げを見せ、トップでフィニッシュ。過去にドーピングによる出場停止を経験しているガトリンにはレース後、ブーイングが沸き起こる場面もあったが、ボルトはガトリンを抱擁して祝福した。
レース結果を速報した英BBC電子版は「2017年ワールドチャンピオン:ウサイン・ボルトが100メートル決勝でジャスティン・ガトリンに敗れる」との見出しで記事を掲載し、「ボルトは最後の個人100メートルで銅メダルを獲得した。別れのシーズンで不振に陥っているにもかかわらず、ボルトはいまだ優勝候補だった」とレポート。記事の中でガトリンは「ボルトの最後のレースなんだ。素晴らしい機会だよ。僕たちはライバルだ、でもウォームダウンエリアでは、ジョークを言ったり、いい時間を過ごしたよ。彼は真っ先に僕を祝ってくれたんだ。そして、ブーイングをするべきではなかったと言った。彼は素晴らしいよ」とコメントした。