“真夜中の男”錦織、4強進出 連日の深夜決戦も意地の逆転勝利、今季初優勝へ弾み
今季初タイトルへ、準決勝は難敵・ズベレフと対戦
第3セットは第3ゲームでブレイクして2-1とリードを奪い、第4ゲームも連取。その後は再びポールとの打ち合いとなったが、反撃をしのいで逆転勝利を収めた。2時間40分を超える激闘で、試合終了も午前0時近かったが、世界ランキング17位のルーカス・プイユ(フランス)、同21位のジレ・ミュラー(ルクセンブルク)らを破ってきた“伏兵”を意地で退けた。
今大会はジャイアントキリングが続いており、2回戦では第6シードのガエル・モンフィス(フランス)、3回戦では第1シードのドミニク・ティエム(オーストリア)、さらに準々決勝でも第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と実力者が姿を消している。
5日に行われる準決勝の相手は、世界ランキング8位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。この難関を突破すれば、今季初タイトルも見えてくるだろう。