ボルトが陸上界に潜むドーピング問題に警鐘 「やめなければこのスポーツは滅びる」
4日にロンドンで開幕する陸上の世界選手権で、主役候補に挙げられるのはやはりウサイン・ボルト(ジャマイカ)だ。100メートルの世界記録「9.58秒」を打ち立てるなど、短距離界に旋風を巻き起こした男は、ラストランを前に近年のドーピング問題について言及。「彼らが使用をやめなければ、このスポーツは滅びてしまう」と警鐘を鳴らしたという。英紙「ザ・サン」が報じている。
世界陸上がラストラン…「心配はしていないよ。もし負けたら? 心配しないで」
4日にロンドンで開幕する陸上の世界選手権で、主役候補に挙げられるのはやはりウサイン・ボルト(ジャマイカ)だ。100メートルの世界記録「9.58秒」を打ち立てるなど、短距離界に旋風を巻き起こした男は、ラストランを前に近年のドーピング問題について言及。「彼らが使用をやめなければ、このスポーツは滅びてしまう」と警鐘を鳴らしたという。英紙「ザ・サン」が報じている。
歴代最多となる五輪で通算8個、世界陸上で通算11個の金メダルを獲得し、100メートル走、200メートル走の世界記録を保持する男も30歳となった。それでも、ボルトの記者会見の模様は英紙「ザ・サン」「タイムズ」など各紙が報じ、そのスター性はいまだ健在だ。
今季は7月のダイヤモンドリーグ第11戦モナコ大会で、100メートルで今季自身初の9秒台(9秒95)で優勝したが、記録が伸びていないこともあってか、表彰台の頂点に立つのは難しいのではないかと見る向きも少なくない。しかし、「ザ・サン」では相変わらずの“ボルト節”を伝えている。
「(100メートル決勝の)日曜日後の見出しに『無敵。ウサイン・ボルトは無敵のまま引退』との文字が並んでほしいね。2週間前のモナコでのレースでは9秒95で走っているので、心配はしていないよ。もし負けたら? 心配しないで」