「19」0「8」… フェデラー、全英優勝トロフィーを「アーサー」と命名した理由
1908年にウィンブルドンを制した「アーサー・ゴア」にちなんだネーミング
ファンの多くは、黒人テニス選手の先駆者で1975年にウィンブルドンで優勝したアーサー・アッシュ、あるいは5世紀後半からイギリスに君臨した「アーサー王」の名前を回答。その後、フェデラーは新たにツイッターを投稿し、その理由を明かしている。
「アーサー・ゴアにちなんで名前をつけたんだ」
「そして、彼はウィンブルドンで(19)0(8)年に優勝したからなんだ」
フェデラーは7月のウィンブルドンでグランドスラム最多優勝記録を更新する19回目、そして大会単独トップとなる8回目の優勝を達成。「19」と「08」というキーワードを満たすウィンブルドン優勝3回の伝説のイングランド人選手、アーサー・ゴアにちなんだネーミングだったという。
テニスの歴史にも深い愛情を傾ける王者らしい由来に、ファンから納得のコメントが相次いだ。
「歴史の授業でしたね。ありがとう、ロジャー」
「テニスの百科事典は正しかったのですね」
「ありがとう、この年で勉強になりました」
「2017年USオープンのトロフィーの名前は…ロジャーだ。(20)0(6)年に優勝している」
フェデラーが8月28日に開幕する全米オープンで2008年以来の優勝を果たせば、グランドスラム優勝20回目という金字塔となる。同大会では6度目、2006年大会の優勝者もフェデラーだった。
気の早いファンは、今季3度目のグランドスラム制覇を信じてやまない様子だった。