元フィギュア全米女王が性的暴行を訴え 17歳当時に被害「恐怖で身がすくんだ」
フィギュアスケートの14年ソチ五輪団体銅メダリストで全米選手権を3度制したアシュリー・ワグナーさん(米国)が、1月に自殺した元ペア選手のジョン・コフリン氏に性的暴行を受けていたと訴えた。米紙「USAトゥデー」が伝えた。
ソチ団体銅メダルのワグナーさん、故コフリン元選手から被害受けたと明かす
フィギュアスケートの14年ソチ五輪団体銅メダリストで全米選手権を3度制したアシュリー・ワグナーさん(米国)が、1月に自殺した元ペア選手のジョン・コフリン氏に性的暴行を受けていたと訴えた。米紙「USAトゥデー」が伝えた。
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1日に掲載された記事によると、ワグナーさんは17歳だった08年6月に米コロラド州で行われた代表合宿中のパーティーで被害に遭った。好奇心から酒を飲んだといい、席が終わり頃になり、ベッドを探して休んでいた。すると、何者かがベッドに潜り込んできたことに気づいたという。
「眠る場所を探しているのだろうと思いました。それに対処するには、あまりにも疲れていました」などと振り返ったが、コフリン氏がキスをしたり、体を触ったりしたという。驚いたワグナーさんは「恐怖のあまり身がすくんだ」が、手を掴んで「やめて!」と抵抗。すると、部屋から出て行ったという。
以降、2人の間でこの件について話すことはなく、コフリン氏から謝罪もなかったとしている。当時、コフリン氏は22歳だった。
ワグナーさんは今回、被害を訴えた理由について「#MeToo運動が起こるまでは、これが何だったのか、対処していませんでした。他の女性がそれぞれの話を話を伝えるのを聞いて、全く異なる方法でこの経験を考えるようになりました」と語った上で「このようなことが誰にでも起こる可能性があると、知ることが重要だと思います」と話したという。
ペア選手として全米選手権を2度制したコフリン氏は今年1月に自殺。スポーツにおける暴力などの撲滅を目的とした公的団体から不正行為の疑いがあるとして暫定処分を受けていたが、本人は否定していた。
(THE ANSWER編集部)