山口茜、奥原希望破って高1以来の2度目V 「6年ぶりだけど、まだ22歳」と笑い誘う
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は28日に最終日を迎え、女子シングルスは山口茜(再春館製薬所)が2-0(21-13、21-15)で奥原希望(太陽ホールディングス)との日本勢対決を制して高校1年生だった2013年以来6年ぶり2度目の優勝を飾った。山口はコート上のインタビューで「6年ぶりと聞くと、もう若くないみたいだけど、まだ22歳です」と笑いを誘い「日本で優勝できて嬉しい。『茜ちゃん』と応援してもらえると力が出る。これからも応援をよろしくお願いします」とファンに気持ちを伝えた。
奥原希望を破って6年ぶり2度目の優勝「『茜ちゃん』と応援してもらえると力が出る」
バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2019」は28日に最終日を迎え、女子シングルスは山口茜(再春館製薬所)が2-0(21-13、21-15)で奥原希望(太陽ホールディングス)との日本勢対決を制して高校1年生だった2013年以来6年ぶり2度目の優勝を飾った。山口はコート上のインタビューで「6年ぶりと聞くと、もう若くないみたいだけど、まだ22歳です」と笑いを誘い「日本で優勝できて嬉しい。『茜ちゃん』と応援してもらえると力が出る。これからも応援をよろしくお願いします」とファンに気持ちを伝えた。
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第1ゲームは、奥原がわずかにリードする展開で進んだが、打った球がコートを捉えずにアウトになる場面が多く、7-8で逆転した山口がラリーの主導権を奪って押し切った。山口は、スピードを上げてラリーを優位に進めるが、強打は打たずに相手をしっかりと見て対応。奥原に再逆転の機会を与えなかった。
第2ゲームは、奥原が積極的にネット際への球を打って、山口を前後に揺さぶり始めたが、山口は8-10から3連続得点で逆転。見事なクロスレシーブやキレ味のあるカットスマッシュで得点を重ね、21-15で試合を押し切り、ストレートで勝利を収めた。
山口は「昨日、『明日はロングラリーにならないようにしたい』と言っていたのに、最初から長いラリーになって、今日はダメかなと思ったが、気持ちを切らさずに我慢して、チャンスでスピードを上げるところまで我慢できたことが良かったと思う。最初、自分が無理にスピードを上げて崩そうと思ったけど難しくて、インターバル以降はラリーに付き合いながらチャンスでスピードを上げていくプレーができた」と試合展開の手応えを明かした。
会場は、1年後に東京五輪が行われる武蔵野の森総合スポーツプラザ。日本の女子シングルスを引っ張る山口、奥原の2人による決勝戦。ファンにとっても、良いイメージの膨らむ試合だった。山口は「正直、今日が1年後だったら良いのになと思ったが、1年あれば、まだまだ成長できる。より高いレベルで再現できたらベストかなと思う。1年は長いので、1日1日頑張っていきたい」と笑顔を見せた。
山口は、前週に行われたインドネシアオープンも優勝しており、BWF(国際バドミントン連盟)ワールドツアーで2週連続の優勝。インドネシアオープンがBWFワールドツアー最高峰のスーパー1000、今大会がそれに次ぐスーパー750と高いランキングポイントの設定された大会を連続で制し、東京五輪に向けても大きな前進となる優勝だった。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)