奥原希望がストレート初戦突破 敗れた相手も脱帽「連戦で疲れているはずなのに…」
「皆さんが眠くならないように面白いプレーをたくさんしたい」
所属していた日本ユニシスを離れてプロになった今年、奥原は、2020年東京五輪の大舞台だけを見据えて、自身のプレー改善に集中している。「自分の課題に取り組む中で、相手の狙いに合ってしまったときにうまくシフトチェンジできない部分はあるけど、内容は悪くないと思っている。毎回(課題改善の取り組みに対する)答え合わせをしているので、ぶれずにベースアップをしていきたい」と淡々と最近の手応えを語った。
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武蔵野の森総合スポーツプラザは、翌日で開幕まで1年ちょうどとなる2020年東京五輪で、バドミントン競技が開催される会場だ。五輪や会場について多く問われる中、奥原は「この会場は、独特。日本独特で、どの会場より静か。(2年前までこの大会を行っていた)東京体育館よりも暗い。演出が独特。(スタンドの)プレーヤーズシートに行ってみたけど(照明があてられている)コート以外がまったく見えず、観客の方は眠くなってしまうんじゃないかと思ったし、私があそこで1日見ていたら絶対に寝てしまう(笑)。皆さんが眠くならないように面白いプレーをたくさんしたい」と笑い、取材エリアを後にした。翌24日は自身の試合がなく休養が取れる。リフレッシュし、再び観客を沸かせる意欲は、十分だ。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)