元世界1位の盟友が太鼓判 フェデラー全米OP制覇に「確信に近い発想さえある」
男子テニスシングル世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(スイス)は、ウィンブルドンで今季グランドスラム2勝目を挙げるなど、完全復活を印象づけた。35歳にして今なお進化を続けるマエストロに対し、かつて世界トップの座を争った盟友が全米オープン制覇に太鼓判を押している。ATPワールドツアー公式サイトが報じた。
かつて世界トップの座を争い、誰よりもフェデラーを知るロディックが展望
男子テニスシングル世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(スイス)は、ウィンブルドンで今季グランドスラム2勝目を挙げるなど、完全復活を印象づけた。35歳にして今なお進化を続けるマエストロに対し、かつて世界トップの座を争った盟友が全米オープン制覇に太鼓判を押している。ATPワールドツアー公式サイトが報じた。
国際テニス殿堂入りが決まっている元世界ランキング1位のアンディ・ロディック(米国)は、フェデラーの1歳年下にあたる。2003年の全米オープンでグランドスラム初制覇を果たした一方で、ウィンブルドンでは04、05、09年にそれぞれ決勝戦で全盛期のフェデラーに敗れ、準優勝に終わっている。
記事によれば、フェデラーに辛酸を舐めさせられたロディックは記者からこんな質問を受けたという。
「あなたはウィンブルドンでロジャー・フェデラーを破るまであと少しのところでした。フェデラーがいまだに圧倒的な強さを誇る今、かつての決勝戦はより感銘的に映りますか?」
09年大会の決勝はフルセットに及ぶ伝説の死闘となった。第5セットは14-16までもつれたが、最終的にフェデラーが栄冠を掴んだ。直接対決の戦績はロディックが3勝に対して、フェデラーは21勝。ロディックのキャリアにおいて、“最大の障壁”として立ちはだかってきたのがスイスの天才だった。