世界1位でも追う立場 「ナガマツ」の強い気持ち「自分と勝負。向かっていきたい」
強打が持ち味、松本「スマッシュスピードは出る、芯に当てていく」
松本麻佑(北都銀行)も「(4月末に)五輪レースが始まってから、自分たちの満足いくプレーを出せていない。先週、自分たちが負けた韓国のペアは、攻撃力の強い選手。気持ちの面で『(相手の攻撃力が生きるような高い球を)上げてはいけない』とか『前に落とさないといけない』という気持ちが、自分たちを追い詰め、プレーの幅が減っていたのかなと思うので、意識の部分を変えられたら良いと思う」と試合に臨む精神面の準備から取り組み直す姿勢を強調。
2人は、昨夏の世界選手権に日本の4番手として繰り上げで出場し、初優勝を成し遂げて一気に躍進したペア。ともに170センチを超える長身で、強打が持ち味だ。松本は、この日の会場練習の感触として「上から打つ球は、滞空時間が少し長く感じるけど、しっかりとシャトルに当たるとスマッシュスピードは出る。(攻撃力という自分たちの)持ち味を出すという面では、体を(落下点に)入れて(シャトルの)芯に当てに行くようなプレーができたら良い」とイメージを膨らませていた。
初心に帰り、挑む姿勢で持ち味の攻撃力を前面に出す戦いができれば、優勝を狙える実力は持っている。前週の悔しさを日本で晴らすことができるか。“第1シードの挑戦者”がジャパンオープン初優勝を狙う。
【ダイハツヨネックスジャパンオープン2019】
(BWFワールドツアー スーパー750)
7月23日(火)~7月28日(日)
武蔵野の森総合スポーツプラザメインアリーナ
(平野 貴也 / Takaya Hirano)