波乱の全英序盤、信念を失いかけた天才を目覚めさせた名パートナーの言葉とは?
相棒のキャディーが「なんてザマなんだい?」と激励、瞬く間にV字回復を見せる
フィッツジェラルド氏は、覇気のないマキロイを激しい口調で叱咤激励したという。
記事で「J.P.が良い話をしてくれた。自分が誰かを思い出させてくれたんだ」とエピソードを紹介したマキロイ。その場では「そうだね。なんでもいいよ」と短く返答するにとどまったが、闘志は燃えたぎったようだ。
「あれが間違いなく助けになった。自分には何ができるのか思い出させてくれたんだ」
そこから“不死鳥”のようなV字回復を見せた。
11番パー4をはじめ、後半だけで4つのバーディーを重ねて怒涛の反攻。記事でも「本当のロリーが現れた。4バーディーでダメージを修復した」と見事な復調ぶりが賞賛されている。
「18番でバーディーを沈められて最高だった。勢いとともに1日を締めくくることができたよ。2日目は悪天候になると思う。僕はトーナメントで完全に自分を取り戻した感覚がある。朝起きたら堅実なラウンドを回って、週末に備えたいよ」
マキロイは自信とともにこう語った。
2014年大会以来の全英オープン優勝へ、相棒の一言で天才が目覚めたようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer