村田諒太、ブラント沈めた334秒が伝説の名勝負彷彿 米選出「年間No.1ラウンド候補」
ボクシングのWBA世界ミドル級世界王座奪還に成功した村田諒太(帝拳)は、9か月ぶりの再戦でロブ・ブラント(米国)相手に2回2分34秒TKO勝ちを収めた。短くも濃密なハイレベルな攻防について、米メディアは「年間最優秀ラウンド候補」と称賛している。
ブラントとの再戦を米ESPNも高く評価、ハグラーVSハーンズ彷彿
ボクシングのWBA世界ミドル級世界王座奪還に成功した村田諒太(帝拳)は、9か月ぶりの再戦でロブ・ブラント(米国)相手に2回2分34秒TKO勝ちを収めた。短くも濃密なハイレベルな攻防について、米メディアは「年間最優秀ラウンド候補」と称賛している。
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米スポーツ専門局「ESPN」がタイトルマッチが相次いだ先週のボクシング界を特集しているが、「最高の短期決戦 リョウタ・ムラタ対ロブ・ブラント戦パート2」と村田のリベンジマッチも取り上げている。
「ロブ・ブラントとのセンセーショナルな2ラウンドの乱打戦で爆発的な形で第二のベルトを再奪取した」と記事ではブラントを沈めた334秒の攻防に注目。未だ伝説の一戦として語られる、マービン・ハグラー(米国)とトーマス・ハーンズ(米国)のタイトルマッチ(結果はハグラーが3回KO)を彷彿させると評し、そして「年間最優秀ラウンド候補だ」とまで絶賛している。
同局は返り咲いた王者の次戦にも注目。村田の共同プロモーターのトップランク社のボブ・アラム氏はWBAスーパー王者のカネロこと、サウル・アルバレス(メキシコ)との対決の可能性を示唆しているが、ESPNでは「このファイトは叶わないだろう」と分析。だが、「日本でビッグマネーを生み出すムラタは、タレントが豊富な階級で自らの存在を重大な存在に戻した」と再びトップ戦線に返り咲いたと見ている。
33歳にして強豪ひしめくミドル級トップ戦線に返り咲いた村田。カネロや、ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)らにも影響する、今後の動向は世界のボクシング界の注目の的となっている。
(THE ANSWER編集部)