37歳のNBA選手 VS 19歳の息子 バスケで夢の「親子対決」が話題「最もクール」
「レッグスルー」や「ビハインド・ザ・バック」の複合技で息子を翻弄
自分の股の間にボールを通す「レッグスルー」や、左右に揺さぶって相手を抜く「クロスオーバードリブル」をいとも簡単に成功させて勢いに乗ったジャマールは、コート左側で再びエリックと1対1になる。抜かせまいと激しくプレッシャーをかけてくる息子に対し、レッグスルーとボールを背中の後ろに回して方向転換する「ビハインド・ザ・バック」の複合技で翻弄して、あっさりと置き去りにした。
さらに、後半にはマークに来たエリックを緩急で抜き去ると、ファウルを誘って3点プレーを完成。とどめは横への揺さぶり1つで守備を無効化し、トリッキーなノールックパスで味方の得点をアシストした。
息子のエリックは、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン2に所属するベネディクトカレッジでプレーするれっきとしたバスケットボール選手。プロとアマチュアの違いこそあれど、37歳のジャマールがコート上の誰よりもシャープに動き、自身よりもはるかに若い選手たちを手玉に取る姿は実に痛快である。ジャマールはこの試合、19得点、24アシスト、8リバウンドという驚異的な活躍でチームを勝利に導いた。
米バスケ誌「スラム」電子版は「ジャマール・クロフォードと19歳の息子エリックがプロアマゲームで顔を合わせる」と特集。バスケ動画サービスの「ボール・イズ・ライフ」も公式Youtubeチャンネルで、「ジャマール・クロフォード vs 息子エリック・クロフォード!! 君は父親をガードすることになるが、その父親はジャマール・クロフォードなんだ」と熱いメッセージ付きでその模様を配信した。