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異例、会見で笑わなかった那須川天心「言葉で語るよりも姿勢で」 初黒星で実践した「自分自身の破壊」

ボクシングのWBC世界バンタム級2位の那須川天心(帝拳)が8日、都内のホテルで会見を行った。11日に東京・両国国技館で、同級1位の元2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)との同級挑戦者決定戦を行う。会見では笑顔を一切見せず、強い覚悟を示した。興行はAmazon Prime Videoで生配信される。戦績は27歳の那須川が7勝(2KO)1敗、35歳のエストラダが45勝(28KO)4敗。

那須川天心(左)とフアンフランシスコ・エストラダ【写真:澤田直人】
那須川天心(左)とフアンフランシスコ・エストラダ【写真:澤田直人】

4.11那須川天心VSフアンフランシスコ・エストラダ

 ボクシングのWBC世界バンタム級2位の那須川天心(帝拳)が8日、都内のホテルで会見を行った。11日に東京・両国国技館で、同級1位の元2階級制覇王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)との同級挑戦者決定戦を行う。会見では笑顔を一切見せず、強い覚悟を示した。興行はAmazon Prime Videoで生配信される。戦績は27歳の那須川が7勝(2KO)1敗、35歳のエストラダが45勝(28KO)4敗。

 神童の表情、声に会場の空気が一段と張りつめた。那須川は黒のパーカー姿で登場。コンディションは「最高に近い状態」という。ただ、今回の対戦相手であるエストラダは元WBA・WBO世界フライ級、元WBA・WBC世界スーパーフライ級王者という難敵だ。「復帰戦でやる相手ではない」と不利予想の声も多いが、「そんな予想はくそくらえです。あっかんべーです。やってみなければわからない」と語気を強めた。

 那須川はこれまで、フォトセッションの際に「カエル」や「幽霊」など、自身のテーマに沿ったポーズを披露して場を和ませていた。カメラマンの要求にも快く応じていたが、この日は違った。メインカードの2人が対面し、エストラダが拳をカメラに向けると「天心選手も」とリクエストがあった。しかし、那須川は首を横に振ってこれに応じず。会見では珍しく、一度も笑顔を見せなかった。

 昨年11月に現同級王者・井上拓真(大橋)を相手に世界初挑戦。ボクシング転向8戦目でスピード戴冠を目指したが判定負け。格闘技キャリア55戦目で初黒星を喫した。

 再起戦に向けて練習を続ける中、試合前にテレビ出演すると、アンチからは批判の声が届いた。「僕はボクシングを広めたい。その役割は自分でも分かってやっているだけ。『今を生きていない人が何を言ったって響かないから、黙っとけ』、『肩書き捨てて自分の名前だけで生きてみろ』とそういう人たちに言いたい」と訴えた。

 敗戦後は3日ほどで練習を再開。現在はキックボクシング時代に指導を受けた葛西裕一氏のジムや、父・弘幸氏が運営する「TEPPEN GYM(テッペンジム)」でもトレーニングを積んでいる。

「手ごたえを感じています。今回の練習が一番きつかった。自分自身を破壊していかないといけない。負けてから、3、4か月程しか経っていないですけど、人より濃い人生を送ってきた自信があります。そこは裏切らない。腹はくくって『やるかやられるか』。言葉で語るよりも姿勢で見せたい」

 エストラダに勝てば、5月に行われる井上拓真―井岡一翔(志成)戦の勝者への挑戦権を獲得する。敗戦も雑音も乗り越えて、那須川は全てをリングで証明する。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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