錦織はエバートン!? 英紙がプレミアに例え痛烈指摘「エリートを脅かすに至らない」
「フェデラー相手に1セットさえ取れないと考えている人が大多数だ」
特に今年30歳を迎える錦織についてはこう言及している。
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「ビッグ3への挑戦は、20代半ばから30代前半の選手が本来はするべきだ。しかし残念ながら、この年代は“ロスト・ジェネレーション”だろう。ニシコリの場合は、約束された将来を逃し、チャンスを逸するシンボルだ」
さらには、本来なら“BIG3”打倒の最右翼と目されてもいい錦織が、これまでも大一番で“BIG3”に屈してきたことに言及。「グランドスラムの決勝経験と、BIG3以外で唯一準々決勝に残ったトップ10の選手であることを考慮すると、ニシコリがBIG3を倒す最も大きなチャンスを持っていると言えよう。しかし、第8シードであるにもかかわらず、フェデラー相手に1セットさえ取れないと考えている人が大多数だ」と厳しい視線を送られている。
そして同紙は現在のテニス界の趨勢を英プレミアリーグに例えて表現。錦織については中堅クラブに見立てている。
「常にBIG3に敗れてきた過去があるため、準々決勝に進出した経験も逆風となるだろう。準々決勝に進出した11回のうち8回敗れている。これにより、彼はプレミアリーグにおけるエバートンに例えられている。“その他の選手たち”の中では最高だが、エリートを脅かすには至らない。準々決勝での敗退は免れないことから、彼が準々決勝に進出したら他の選手に交代するべき、という冗談さえ存在するのだ」
ジョコビッチ、ナダル、フェデラーの3強をプレミアの“BIG6”だとするならば、錦織は中堅クラブ、エバートン――。タイトルには及ばない存在だと、痛烈に指摘されている。不名誉な下馬評を覆せるのか。ジャイアントキリングを期待せずにはいられない。
(THE ANSWER編集部)