錦織、恩師も驚きの4戦連続完勝劇 チャンコーチが絶賛「ケイの素晴らしい部分は…」
テニスの4大大会ウィンブルドンは8日、男子シングルス4回戦で世界ランク7位・錦織圭(日清食品)が同58位ミハイル・ククシュキン(カザフスタン)を6-3、3-6、6-3、6-4で破り、準々決勝進出。ロジャー・フェデラー(スイス)との激突が決まった。最後は強烈なサービスで決着させた瞬間を大会が動画付きで公開し、賛辞を送っていたが、指導するマイケル・チャンコーチは「現在、彼はコートのどこからでもプレーできる」と手放しで称えている。
今大会失セット1、快進撃をチャンコーチ分析「攻守の切り替えも非常に優れている」
テニスの4大大会ウィンブルドンは8日、男子シングルス4回戦で世界ランク7位・錦織圭(日清食品)が同58位ミハイル・ククシュキン(カザフスタン)を6-3、3-6、6-3、6-4で破り、準々決勝進出。ロジャー・フェデラー(スイス)との激突が決まった。最後は強烈なサービスで決着させた瞬間を大会が動画付きで公開し、賛辞を送っていたが、指導するマイケル・チャンコーチは「現在、彼はコートのどこからでもプレーできる」と手放しで称えている。
恩師も目を見張る躍動ぶりだった。マッチポイント、錦織は全身を使い、強烈なサーブをセンターに打ち込んだ。球足の速い芝で勢い良く飛んできた一撃にククシュキンも反応しきれない。リターンはアウトに。今大会好調なサービスを象徴するような幕切れで決めた。その瞬間、沸き立つ会場。相手と握手を交わすと、錦織は何度もガッツポーズを繰り出し、感情を爆発させた。
実際のシーンを大会公式ツイッターが動画付きで公開し、スポットライトを当てていたが、今大会失セットわずか1という4戦連続完勝劇を認めているのが、チャンコーチだった。ATP公式サイトによると、ATPの取材に応じた恩師は「ケイの試合の素晴らしい部分は、現在、彼はコートのどこからでもプレーできる点だ」と語り、錦織の好調ぶりを次のように語っている。
「明らかに、彼は素晴らしいフォアハンドとバックハンドを打てることで知られている。サーブも良く、それもまだ改善できる。ネット際でも多くのポイントを取った。ボレーも素晴らしい。彼はディフェンスからオフェンス、オフェンスからディフェンスといった攻守の切り替えの部分でも非常に優れている」